ファンベルト交換

ファンベルト交換

どーも私です。

今回はファンベルトの交換を実施したので紹介したいと思います。

空調機点検を実施した際に、給気ファンのベルト部より

「キュルキュルキュル」

異音がしているのに気づきました。

こちらです。

ファンを停止してベルトカバーを外します。

何か異常が無いか、目視点検をします。

見つけました!

モーター側のプーリーです。磨耗してベルトが食い込んでしまっています。

通常はこちらのファン側のプーリーのように

ベルトの高さとプーリーの溝の高さは揃っているのが正常です。

異音の原因はどうやらプーリーの磨耗とVベルトの劣化によるものと思われます。

ベルトの張りが緩くなり、ベルトがプーリーを滑って音がしていたのだと思います。

プーリーの更新と、ベルトの張り調整が必要になりますので、後日その作業見積の作成を行いたいと思います。

取り敢えず今回はVベルトの交換のみしたいと思います。

ベルトの交換方法なのですが、もう辞めてしまった先輩はマイナスドライバーを使って交換していましたが、私は使わない方法をお勧めします。プーリーを傷め付けてしまう可能性があるので。

まずは、既存のベルトを撤去します。

一番手前のベルトを矢印の方向に引っ張りつつ

ファン側のプーリーを矢印方向に回します。

これで手前のベルト1本が外れました。

同様の方法で奥側のベルトも外します。

右手で矢印方向にテンションをかけつつ、左手でプーリーを矢印方向に回します。

外れました。

残りは真ん中の1本です。

こちらはひとつひとつずらして行きます。

まずはファン側を一列ずらします。

同様にモーター側もずらします。

後は、同じ要領で外します。

これで既存のベルト撤去完了です。

長々と撤去の手順を説明しましたが、どーせこのベルトは捨ててしまう物ですので、金切りバサミみたいなので切断してしまった方が早いです。

ただ点検の過程で一旦、ベルトを外す必要がある等の場合はベルトを再度使用するので切らずに外せるようになっておいた方がいいと思います。

既存のベルトと新品のベルトを見比べてみます。

左が新品で、右が既存のベルトです。厚みが違いますね。それだけベルトが磨耗していたという事ですね。

ては、新しいベルトを付けていきます。

基本的に外した時の手順と逆になります。

取り付けは最後の1本のみの説明にしたいと思います。ベルト1本取り付けれれば後は何本でも取り付けれますので。

まず、ベルトをモーター側のプーリーに掛けます。

ベルトにテンションを掛けつつ、ファン側のプーリーの下側に掛けます。

右手でファンとモーターの中間辺りのベルトを矢印方向にテンションをかけつつ

左手でファン側のプーリーを矢印方向に回します。

取り付け完了です。

慣れるまではなかなか上手くできないかもしれませんが、慣れてしまえばこの位のサイズのベルト交換は簡単です。

モーター側のプーリー自体が磨耗しているので、ベルトを新しく交換してもさほど食い込み具合は変わりません。

ただ、ベルト交換した事により「キュルキュルキュル」という異音はしなくなりました。

このベルト交換はプーリーとベルトの間に指を挟んでしまう危険性のある作業ですので、十分に気を付けて作業しました。

では、お疲れ様でした。

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