ビルメン(設備管理)になるまで その2
- 2020.01.25
- 未分類

どーも、私です。
私自身の紹介記事、その1の続きになります。
前回は学生時代はこんなでしたよ~。といった感じて就職したとこまででしたね。
という事で今回は、消防設備の業界で働いていた時の事を紹介したいと思います。
消防設備の仕事内容は点検と施工(工事)です。会社によってその比率に違いがあります。点検8割、施工2割の会社もあれば、施工8割、点検2割の会社もあります。まちまちですね。
で、私が最初に行った会社は点検が主な会社でした。仕事はいろんな苦労もありましたが、現場は楽しかったです。先輩に恵まれたかなと思います。見た目がチャイニーズマフィアみたいな人でしたが、、。現場の仕事は楽しかったのですが、会社自体は大変でした。会社というか社長ですね。
社長が悪い方向にクセの強い人でして、従業員が自分を含めて4人いたんですが、みんな苦労させられました。
どんな社長かと言うと、病院の点検をした時の事でした。
ある従業員が社長に怒られています。入院されてる方の居室があるフロアの廊下で。それだけでも病院からしたら迷惑なのに、また言葉が汚いんです。
「バカかお前!何回言ったら分かるんか!死ね!」
病院の廊下ですよ。大声で「死ね」とか言います?普通。
こんな感じの社長でした。
あと、この社長アル中でして、毎日お酒を呑んでいました。なのでその会社では週3ぐらいで呑み会があります。
社長の誕生日の日なんか最悪で、翌日仕事なのに朝方まで呑みです。
その翌日の仕事はボロボロでした。
二日酔いの先輩は移動中に車で吐いて車内がゲロ臭くなるわ、客先の駐車場でも吐くわ(ちょうどその日が雨だったんでよかった)で、点検なんてまともに出来ませんでした、、。もちろん社長は休みです。
社長の悪口を言い出すと、他にも沢山ありすぎて長くなるので今回はここらで止めときます。
まあ、そんな会社でしたが、何でもやらせてくれたので仕事はできるようになりました。
この頃は仕事を覚える事に精一杯で、消防設備業界の事までは見えていませんでした。とりあえず、点検が出来るようになる事しか考えていません。漠然とですが将来は独立する事を目標にしていましたので。
独立する為には点検だけじゃなく工事もできるようにならなければいけないよなぁ。
と言うことで転職をしました。(あと、社長も嫌いだったので)
転職先は消防設備の工事8割の会社です。
分かっちゃいましたが、やはり工事はきつかったです。
やっていた工事は新築物件が多くて、新築だと朝、必ず朝礼があります。頭の建築会社や電気屋さんによるんですけど、この朝礼に出席しないと現場に入れなかったりします。
朝礼は8:00からです。会社から現場が近ければ問題ないのですが、遠ければ遠い程、朝が早くなります。県外の現場とかになると朝、会社を6:00出発とかざらにあります。それに合わせて出社準備をしなければなりません。
なので、遠い現場は嫌でしたね。特に県外は。
新築の工事っていうのは自分の思い通りに出来ません。私は主に火災報知器の施工(通称:火報屋)をしていたのですが、感知器の取り付けは電線が配線されている事と、クロスが張られた後でないと出来ないのです。主にこの2つの条件が揃った後に、仕事が出来ます。自分がどんだけ早く仕事を終わらせたくても、外部的な要因があるので物理的に無理なのです。
しかし、納期はあります。消防検査というものがあるんです。その地域の消防署から新築物件の防災設備がちゃんと基準に達しているかの検査をしに来ます。
それまでに工事を完璧に完了させる必要があるのです。
現場によっては消防検査が迫っているのに、配線が全然されてない。とか結構ありました。その現場の電気屋さんが捌ける人ならあたり現場でラッキーなんですが、そうじゃないと全然仕事が進みません。
火報屋にとって電気屋さんは重要な要素です。
電気屋さんが仕事が遅いとそのしわ寄せは火報屋にきます。(電気屋さんにも事情があると思いますが)消防検査ギリギリで配線を完了されると、そっから徹夜工事になります。
そんなのがしょっちゅうでした。
1現場だけならいいのですが、大体3現場ぐらいを同時進行で請け負っていました。なので、徹夜工事が終わってヘトヘトの状態でそのまま別現場に移動して、夕方まで工事。とかもありました。
他には昼間、消防点検が入ったから、工事は夕方からスタート。終了予定時間は終わるまで。リアル帰れま10ですね。
休日は基本、日曜日です。き・ほ・ん。ほとんど、納期に間に合わないやら、急に仕事を依頼されたとかで日曜日は休みになりませんでした。
土曜は気持ちがそわそわしていました。明日の日曜日が休みになるかどうかが気になってです。
つまり、工事というものは、会社によるとは思いますが
その日、何時に帰る事ができ、次にいつ休みになるのか?
が、分かりません。工事ってそういう所があります。仕事の為の人生になってしまうので、アフター5の予定や休日の予定なんて計画できません。
友達に遊びに誘われたとしても、「仕事が終われば行く」とか「休みになれば行けるよ」という返事しかできません。
こんだけ長時間労働をしてるので、残業代を稼げてると思われるかもしれませんが、まともに残業扱いされていません。
工事は、繁忙期と閑散期があります。
繁忙期は年度末で、閑散期が年度始めです。で、4月は急に暇になるので、1週間休みになったりします。仕事が無いので。繁忙期に徹夜工事したり休日出勤したりして頑張った分を4月の休みに巧いこと相殺されます。深夜残業が1.5割増しとか、休日出勤が1.35増しとか余裕で適用されません。なので毎月の給料は20万ぐらいだったと記憶してます。
工事(業者仕事)は、将来独立するという目標がないと、やってられません。サラリーマン気質じゃ無理です。止めた方がいいです。
この時、工事(業者)の働き方を知り、独立したとしても、仕事の為の人生になる事に違和感を覚えました。(現代っ子なんで)
独立という目標に黄色信号が点滅し始めました。
赤信号になる話は、次回にしたいと思います。
では、お疲れ様でした。
その3へつづく。

ブログランキング参加してます。
にほんブログ村
-
前の記事
ビルメン(設備管理)になるまで その1 2020.01.23
-
次の記事
ビルメン(設備管理)になるまで その3 2020.01.28