タイムスイッチ 交換

タイムスイッチ 交換

どーも、今月社内研修なるものがあるのでやれやれと思っている私です。

さて、過去の記事「照明不点灯 調査」にて無事に照明を点灯させる事ができました。

が、一難去ってまた一難です。

そこの照明はタイムスイッチにより点灯時間をコントロールしています。

朝7:00にONになり夜23:00にOFFになるようにスケジュール設定がされているのですが、24時間ずっと点灯してしまっています。

スケジュールが働いていません。どうやら故障のようです。

こちらです。

通路の天井裏に盤が設置されてあります。扉を開けると中にタイムスイッチがあります。

こちらのタイムスイッチの交換をしたいと思います。

交換するタイムスイッチの選定なのですが、せっかく交換するので私達、設備員に都合のいいタイプにしたいと思います。

既存のタイムスイッチは作業等で電気を落としてしまうと、落としてた分、タイムスイッチの時間がズレてしまいます。

なので作業が終了して復電した後、タイムスイッチの時間を現在時刻に設定する必要があるのです。

これがなかなか面倒くさいです。EPS室にあるのならば別にいいのですが、ここの様に天井裏に設置されているとなると、脚立を持って行って天井裏に体入れての作業になります。

なので私が選定したタイムスイッチが、こちらになります。

このタイムスイッチには無電圧保証が300時間付いています。

無電圧保証とは、無電圧(停電)の状態でも内部の電池によって300時間まで時間が止まる事が無い。という機能です。

この機能があればこの場所の、脚立を用意して、天井裏に体突っ込んで、タイムスイッチの時間を設定し直す。と言う煩わしい作業から開放されます。

と言う理由からこのタイムスイッチを選びました。

では、やっていきます。

まず、既存のタイムスイッチを撤去してしまう前に仕組みを把握しときます。

このような配線がされています。

写真だけでは、解りづらいので図面にします。

タイムスイッチからの電気が補助接点に流れる事により、主接点が閉じる。と言う仕組みです。

タイムスイッチの内部は本体に図面が記載されています。

タイムスイッチにフォーカスして図面にしますと

こうなります。

次に、こちらが新しく交換するタイムスイッチ内部の配線図です。

既存のと新しいのでは内部の配線に違いがあるのが解ります。

この2つのタイムスイッチには出力が無電圧有電圧かの違いがあります。

なので配線はそのままでタイムスイッチだけ交換すればいい(ポン付け)。とは行かないです。

新しいタイムスイッチに交換した場合の配線方法はこちらになります。

このように少し配線を変更する必要があります。

もしこの違いに気付かないままタイムスイッチのみ交換してしまった場合は、このようになります。

補助接点へ電源のL側は入ってますが、N側が行かない為、マグネットスイッチが働きません。

上記の事から、仕組みを理解した上で作業する事が大事ですね。

まず最初に、ブレーカーを切りにして電線を外します。

これでタイムスイッチを切り離せましたので

本体を撤去します。

新しいタイムスイッチを設置します。

木ビスの2点止めです。

ブレーカーからの電源線をS1,S2へ繋ぎます。

次にマグネットスイッチの補助接点からの電線をL1,L2へ繋ぎます。

これで繋ぎ込み完了です。

作業自体は簡単ですね。

ブレーカーを入りにして通電させます。

電源ランプ出力ランプが点灯して、この回路の照明が点灯した事を確認しました。

これで停電作業後の、時間の設定をし直すと言う煩わしい作業が一箇所減りました。

私のビルには他にも無電圧保証が付いていないタイムスイッチがいくつも設置されています。さすがに壊れないと、オーナーは交換の許可を出してはくれないと思いますので、壊れるのが正直待ち遠しいです。

では、お疲れ様でした。

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