ビルメン(設備)1年目の心構え

ビルメン(設備)1年目の心構え

どーも、運動不足解消のために地下から屋上まで階段で上るという事をやっている私です。(下りはエレベーター)

今回は、私の現場の入社して1年や2年の設備員を見ていて「う~ん、、」と感じたので、こういった心構えを持って欲しいな!という事を書いてみます。

遅刻をしない。とか社会人として当たり前の事は省きます。

私の考えるビルメン初心者に持っていて欲しい心構えは5点あります。

あくまで私、個人の考えですので参考までに。

①まずは定期作業を覚える

現場には定期作業があります。定期作業には

・毎日やるもの(機器の記録、等)

・週1回やるもの(残留塩素測定、等)

・月1回やるもの(空調機の点検、等)

・半年に1回やるもの(消防点検立会、等)

・年1回やるもの(受水槽清掃、等)

・etc

と、期間によっていろいろあります。

半年や年に1回の定期作業は回数が少なく、なかなか覚えれないと思いますので、とりあえず月1回の定期作業までは出来るようになって欲しいです。

最初は先輩に付いて仕事をすると思います。その時にただ何となく居るだけじゃ仕事を覚えるのに時間がかかります。近い将来、自分独りで作業をするぐらいの意識を持って先輩のやっている作業をしっかりと見るようにしましょう。

これは配属される現場の人数にもよるのですが、この業界は基本的に2人作業です。1人現場とか2人現場じゃない限り、作業は2人以上で行ってると思います。なので、仕事が出来る人が現場に必ず居る。という環境が甘えを産んでいるのかもしれません。

次その作業をする時は自分がやる!という意識で先輩の仕事を見ましょう。ただ先輩に付いているだけの人間と、そういう意識の人間とでは、半年もすれば大きな差ができると思います。

あと、仕事を教えてもらおうという考えじゃ駄目です。自分で見て学ぶようにしましょう。あまりビルメンの人間に職人気質な人は少ないので、先輩は教えてくれると思いますが、教えてもらえたらラッキー。ぐらいの感覚でいましょう。

②荷物を持つ

新人の頃は先輩に連れられて作業をしに行くと思います。そのとき脚立なり工具バックなり道具を持ち運ぶと思います。

その時に率先して道具を持つようにしましょう。

私の現場にほぼ同時期に配属になった2人の新人がいます。過去の記事「新人がきました。」で紹介した二郎君と三郎さんです。

この3人で作業をしに行った時、私と三郎さんは荷物を持って、二郎君は手ぶらという事がありました。三郎さんは気が利くので「これ持ちますよ」と言って持ってくれます。が、二郎君はただついて来るだけです。しょうがないのでこっちから「これ持って」と指示しています。

新人のうちは仕事が出来ないのは当たり前ですが、誰でもできる事があると思います。それが荷物を持つ事です。

新人が唯一できる仕事をちゃんとしましょう。

③道具の片付けをす

作業から帰って来たら使用した道具を元の場所に片付けると思います。

その片付けをしましょう。先輩が用意した道具を、どこに戻せばいいか分からないと思います。まずは自分で探しましょう。現場にもよると思うのですが、棚や引き出しにテプラ等で明記してあると思いますので、それをヒントにしましょう。自分で探す事によりどこに何があるのか覚えます。全くどこなのか検討もつかない場合は先輩に聞きましょう。

作業で使う道具がどこにあるのかを把握する事は非常に重要です。

先輩はよく「○○持ってきてー」と新人に頼みます。

そんな時にどこにあるのか把握していないと時間がかかってしまい、先輩の評価が下がります。「自分が取りに戻った方が早いわー」ってなります。

よく使う道具の場所ぐらいは、早い段階で把握するようにします。その為に先輩と作業から帰ってきた時、道具は率先して片付けるようにしましょう。

私の現場で言えば、三郎さんは片付けます。二郎君は指示がない限り片付けません。話がそれますが、自分で持ち出した工具を元の場所に戻さずに別の場所に戻す人が居ます。これ迷惑です。次に使う人が探す羽目になります。正直、センス無いなと思います。

あとどこに戻すか分からない工具を机に置きっぱなしにする人がいます。分かる人が戻してくれると思ってるのだと思います。残念です。

④待機時間に資格の勉強をしない

待機時間なんて無いような現場には当てはまらないアドバイスですが、、

私の会社の現場経験の無い上層部の方が新人が待機時間に資格の勉強をしているのを見て、「頑張ってるね」って言って誉めていました。

いや、逆です!注意しなければなりません。

新人の優先すべき事は現場の仕事を覚える事です。

最初のうちは資格勉強は勤務時間外でしましょう。(本来、当たり前の事)

待機時間にやるべき事は、まず、配属になった現場の地理を覚えましょう。その建物の図面があると思いますので先輩に訪ねましょう。図面である程度地理を把握したら次は、許可をもらって建物内を巡るのもいいと思います。

建物内の地理が理解できてきたら次は、設備の図面を見ましょう。どこに何があるのか把握しましょう。電気で例えるなら、図面を見てここの系統の分電盤はここにあるのか。給排水で例えるなら、この店舗の給水バルブはここにあるのか。といった感じです。これも可能なら現物を見に行きましょう。

上記の事だけでもすべき事は多いですね。あと③と関係ある事で、工具や測定器などの道具の場所を把握しましょう。こういう待機時間を利用してよく使う道具以外の道具の場所も覚えましょう。

資格の勉強はある程度現場の仕事が出来るようになってからにしましょう。まずは現場優先で。

⑤トラブル対応に行く先輩について行く

トラブルが発生して先輩に「ちょっと来て」と誘われればラッキーです。誘われない場合は自分から「自分も行っていいですか?」と聞きましょう。

設備員はトラブル対応が出来るようにならないといけません。なのでトラブルが起きた時はしっかりと先輩について行き、どのように解決するか見て学びましょう。あれこれ教えてくれる優しい先輩なら楽ですが、それはそこの会社や現場の人間次第です。私の感覚で言えば少し自分で調べれば分かることは聞かない方がいいと思います。現場でしか学べない事を教えてもらえるようにしましょう。

私がパッと思いついた5つの心構えを紹介しました。

要するに、この5つに共通している事は意欲的である事です。

意欲があり努力をする新人に対して、サポートする先輩はいると思います。

逆に意欲がない完全に受け身の指示がないと動かない新人に対して、サポートする先輩はいないと思います。私はしません。

今回、紹介した5つを実践する事はそんなに難しくないと思います。

これからビルメン(設備)になる予定だ!または現在ビルメン1年生!という方の参考になればと思います。

では、お疲れ様でした。

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