ガバガバになったビス穴 対策
- 2020.02.03
- 建築設備

どーも、最近早く寝るのに、朝早く起きれない私です。
さて、
トイレ清掃の方から「ペーパーホルダーがぐらぐらしてるから直して」
とトラブル補修の依頼がありました。
こちらです。

場所は女子トイレ大便器のブースです。

横から見ると壁とホルダーの間に隙間ができているのが分かります。確かにぐらついています。
こうなってしまった原因は、使用方法ですね。便器の位置からして、このホルダーを肘掛け代わりりにしてスマホでもしているのでしょう。それか、便器から立ち上がる時に手摺り代わりにしたのでしょう。どちらにしても、ペーパーホルダーは体重をかけるような事は想定していません。ぐらぐらになって当然ですね。
一応、ビスを増し締めできるかやってみましたが、空回りしてしまい駄目でした。
という事で一旦、ペーパーホルダーを外します。

ペーパーの押さえカバーの上と

ペーパーを外した裏側に固定ビスが隠れています。
左右の計4箇所のビスを外すとペーパーホルダーが外せます。

ビス穴に使用されていたコンクリート用の固定プラグがボロボロになっていました。

元々、軽めの物を固定するプラグなんで、人の体重には耐えれません。
よろしくない事にビス穴自体もガバガバになっちゃってます。これでは、プラグを新しく交換しても、しっかりと固定できない可能性があります。
本来なら、ビス穴を拡張して1ランク上のプラグを使って固定し直した方がいいのでしょうが、今回はちょっと裏技的な方法を紹介したいと思います。
使うのは爪楊枝です。
爪楊枝をビス穴に入るだけ入れ込みます。

そうです!爪楊枝をプラグ代わりにしてしまいます。この方法ならどんな穴の径にも合わせれます。元々のビス穴が大きい場合は割り箸を使うといいと思います。
既存のプラグに使われていたビスは、先が尖っていないので

先の尖った物に交換します。なるべく芯が太いビスがお勧めです。
後は、爪楊枝で埋めた穴にペーパーホルダーをビスで固定します。この時、ドリル等は使わずにドライバーの手回しがいいと思います。しっかりビスが効いているか感覚で確かめながら固定します。

しっかりと固定できました。爪楊枝プラグが効いています。
ただ、肘掛けや手摺り代わりにされると、またぐらつき出すのは時間の問題かもしれません。
「ペーパーホルダーに体重をかけないで下さい」みたいな注意書きが必要ですね。
この裏技的な方法は壁の素材がコンクリートか木の場合、有効です。ビス穴がガバガバになった時はこの方法を試してみて下さい。
では、お疲れ様でした。

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