冬場にエアコンから漏水

冬場にエアコンから漏水

どーも、子供の夜泣きで、昨夜ちょこちょこ起こされた私です。

この仕事(設備管理)をやっていると高確率で体験するであろう、エアコンからの漏水。

通常であれば夏場に多いトラブルです。

簡単に説明すると

エアコンには室内機と室外機があり、2つで1セットです。

冷房時、室内機は冷やされ、室外機は暖められます。

暖房時は逆に、室内機は暖められ、室外機は冷やされます。

夏場の冷房時、冷やされた室内機は結露水を発生させます。その結露が何らかのトラブル(ドレン詰まり等)により漏水となる事がよくあります。

冬場に関しては冷やされた室外機に霜が発生し、室外機の霜取り運転(デフロスト)により室外機から水が出ます。

なので通常、冬場の暖房時に室内機に水は発生しません。

この事から、空調トラブルの繁忙期は夏場です。

しかし、私の現場でこの時期に珍しく発生しました。

あるテナントからエアコンから水が出ているので対応して欲しいと連絡を受けました。

それがこちらの4方向のPAC(パッケージエアコン)です。

アップします。

吸い込みのガラリに水滴が確認できます。

内部を見てみます。

ファンが結露しています。手を入れてみると熱気と湿気でムンムンしていました。

何故こうなってしまったのでしょう?不思議です。

連絡をくれたテナントの方に話しを聞いてみたところ、「元々、暖房で運転していたが、暑くなったので冷房に切り替えたら漏水した」との事でした。

この漏水の原因は、一度暖房により暖められた室内機が、急に冷房に切り替えられた事により内部結露を起こしてしまったようです。

エアコンの故障ではなく、使用方法の問題でした。

通常、冬場に暖房をしていて暑くなってきたらエアコンを消すだけだと思います。冷房に切り替えるって行為は私としてはちょっと理解し難いです。ちなみにそのテナントはデスクワークのオフィスです。火を使うような飲食店では、ありません。

まあ、こういう事もあるのだなぁ。と、ひとつ勉強になりました。

処置としては、内部をウエスで拭き上げて送風運転にて、内部の熱気と湿気を排出させ、常温(室温)に戻しました。

これで同じ様な事をしない限り、結露する事はないと思います。

ちなみにこのエアコンはテナントさんが独自に設置したものになり、財産区分がテナントです。なので厳密に言えばビルの財産区分を管理している私達設備員の範疇外です。

そこのところをテナントさんに分かって貰いたいところですが、そうもいかないようで、、、。

冬場にエアコンから漏水するというレアなケースを紹介しました。

では、お疲れ様です。

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