手洗い自動石鹸 吐出不良

どーも、子供のせいで「ドラえもん」ばかり見せられている私です。
私の現場の商業フロアの女子トイレは男子トイレと比べて豪華です。室内は広いですし、完備されている設備が違います。
パウダールームなるものがあって、鏡と机と椅子が設置されています。ブース毎に仕切りがされて、まるでラーメン一蘭の座席の様です。
トイレ内に何故か大きめの長椅子が置かれています。過去に酔っ払った女性客がここで一夜を明かした事もあるらしいです。そのぐらい、トイレらしからぬ豪勢さがあります。男子トイレは「ザ・トイレ」って感じですが、女性トイレは「ラウンジ」って感じです。
あと、洗面の手洗いが温水です。男子トイレは常温の水です。それと、女性トイレは自動石鹸です。手をかざすと泡状の石鹸が出てきます。男子トイレは手動です。手を押し当てると石鹸水がでてくるやつです。
記事の初っぱなから、この不平等感の不平不満が先行してしまいましたが、本題に入ります。
清掃の方から「女子トイレの自動石鹸の出が悪い」と連絡を受け、現場確認へ向かいました。
こちらです。
言われた通り出が悪いですね。
私は過去にこれと同じトラブル対応をしていますので、原因の予想はついています。
みなさんは何が原因で、泡石鹸の出が悪くなっていると予想しますか?
このトラブルを初めて対応した時、私は難しく考えてしまいました。吐出用のポンプの不良を疑って、隣の洗面の正常なポンプと入れ替えをしてみたりして原因を探しました。しかし、原因はもっと単純な事でした。
では、対処します。
まず、自動石鹸のコンセントを抜きます。

作業中にセンサーが反応して泡が出てくると邪魔なので。
次に、泡石鹸の吐出口に切り欠きがあります。

ここにマイナスドライバーを差し込んで

手首を左に回すと、吐出口が緩みます。

ネジで固定されているだけなので着脱可能です。
この吐出口の裏に網目があります。最初、この網目はストレーナーかな?と思いましたが、おそらく泡石鹸を細かくする為の物だと思われます。その網目に石鹸カスが溜まってしまっています。

原因はこの網目の詰まりです。解ってしまえば大した事無いのですが、難しく考えると深みにハマってポンプの入れ替えやらで、時間と労力を浪費してしまいます。(過去の私みたいに)
では、詰まりを除去します。

綺麗になりましたね。
元に戻して試験してみましょう。
良好確認です。
どのトラブルでもそうなんですが、この仕事をしていると設備の知識が有る分、物事を難しく考えがちです。トラブルにおいて最悪のパターンを想定しておく事は大事だと思いますが、対処する順番としては簡単な事から探ってみると、無駄に時間と労力を浪費しなくて済む事もあると思います。
これ以降、トラブルの原因が大した事無い事を祈りつつ、簡単な事から調査するようになった私です。
では、お疲れ様でした。

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