ブラインドカーテン取り替え

ブラインドカーテン取り替え

私の設備管理しているビルに最近、退去となったテナントがあります。

テナントさんの持ち物は全て搬出されており、床のタイルカーペットも新しく張り替えられています。テナントさん側で付けていた増設分のコンセントも全て撤退されていて、部屋は貸し出しする前の状態に戻されています。

「現状回復」ってやつですね。

この部屋について管理事務所より依頼が入りました。

「ブラインドカーテンが2枚、外れちゃてるので付け直しして欲しい」

と。

という訳で確認の為、現場へ向かいました。

連絡を受けた内容通りですね。

レールの吊り下げ部から脱落してしまっています。

原因はカーテン側にありました。

引っ掛ける部分が折れています。

2枚とも同じ状態です。

これでは、吊り下げれないですね。交換が必要です。

予備品はあります。このトラブル結構あるので、交換用のカーテンを常備しています。

折れた部分のみの交換はできない造りになっているので、カーテン一式の交換になります。

そのまま、新しいカーテンを取り替えられれば楽なんですが、そうはいきません。

右が古いカーテンで、左が新しいカーテンです。

そうです、長さが違うんです。

ビルには沢山の窓があり、場所(フロア)によって、カーテンの長さがそれぞれ違います。

「長は短を兼ねる(大は小を兼ねる)」という事で、予備品は長目のカーテンを用意しています。

長さ調整の一手間が必要です。

古いカーテンで長さを計り、切る場所に記しを入れます。

記しの場所をハサミで切り離し、長さ調整は終わりです。

次に、カーテン下部の重りを、切った部分に付け直しします。

マイナスドライバーでこじると重りのカバーが開きます。

重りは金属のアルミで出来ています。

取り外して、新しく付ける場所に合わせます。

新しく付ける場所に合わせたら、四角の穴を開ける為に鉛筆で記しを付けます。

記しの部分をカッターで穴開けします。

開きました。重りカバーはこの穴を通して固定される造りになっています。

重りを取り付けます。

その上から重りカバーを取り付けます。

1枚目が、完成しました。

左が、新しい(長さ調整済み)カーテンです

外れたのは2枚の為、このカーテンをもう1部作ります。

できましたら後は、新しいカーテンを取り付けるだけです。

これにてカーテン脱落対応、完了です。

今回のトラブル対応は簡単でよかったですが、カーテントラブルは他にレール側の不具合があります。

・カーテンの開閉ができない

・ブラインドカーテンの角度調整ができない

です。このようなトラブルは簡単には解決できず、対応に手間がかかります。

が、

それはまた、発生した時に紹介したいと思います。

では、お疲れさまでした。