排気が弱い
- 2020.04.18
- 空調設備

どーも、最近おでこが広くなってきてるような気がして、気になりだした私です。(ベジータ化が、、、)
過去記事で何度か紹介したと思うのですが、私の常駐現場にはホテルフロアがあります。
そのホテル客室の「ユニットバスの排気が効いていない」とホテルより連絡を受けました。
どの部屋の排気が効いていないのか尋ねると、「ハッキリと把握してないが多数ある」との事。
という訳でホテル客室全部屋、調査しました。調査は1週間程かけて行いました。
調査した中でも、全く排気が効いていない部屋をピックアップして改善作業を行います。
こちらがユニットバスの排気口です。

アネモネマスターで排気風量を測定します。


数値が0.03。全く吸っていません。
このユニットバスでシャワーを浴びると、すぐに蒸気が充満して真っ白になったと思います。
では、調査します。
天井裏を見てみます。
ユニットバス室内に点検口があるので

開けます。

点検口から天井裏を覗くと、排気口に繋がっている排気ダクトが有ります。
そのダクトにボリュームダンパー(VD)を見つけました。

目盛り上は開度25%ってとこでしょうか。
全閉してる訳じゃないのですが、排気風量が全く無い状態です。
ダンパーの羽に汚れが付着して閉塞してしまってるのか、目盛りと実際の開度にズレがあるのか、原因はダンパーを分解してみないと解りません。
とりあえず、ダンパーの開度を調整してみました。

開度45%にしてみました。
測定器で排気風量を確認します。

2.05出ました。
測定器の数値だけじゃアレなんで、肉眼でも確認してみます。
ハンドメイドのお祓い棒を使います。

これを排気口に近づけると

ちゃんと吸っているのが肉眼で確認できます。
他の多数の部屋もダンパーの開度調整で解決する事ができました。
比較的簡単に解決可能な原因だったので良かったです。これが、ダクトが外れてしまっていたり、穴が空いている。とかだと少し手間になってしまうので。
では、お疲れ様でした。

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