最悪だぁ

どーもm(_ _)m
心穏やかじゃない私です。
仕事なのでしょうがない事ですが、私としては最悪な出来事が起きてしまったので紹介します。
それは、商業フロアの物販店舗で起きました。
夕方の18:00頃です。テナントから「シャッターが閉まらなくなった」と連絡が入りました。
この時点で、嫌な予感しかしません。
現地を確認してみるとシャッターの底板が有りません。

シャッターが完全に巻き込んでしまっています。
通常はこの様に

底板が見える状態が正常です。
しかし、この様に

シャッターボックスの内部が見えてしまっています。
ちなみにシャッターは電気(モーター)式で、壁のスイッチで上げ下げ停止が可能です。
何故こうなってしまったのか、経緯をテナントの方に聞いてみると
「閉店時にシャッターを閉めたら斜めになった」
「大きな音がして閉まらなくなったので、シャッターを上げたら今度は一切、下りなくなってしまった」
との事です。
私はシャッターが斜めになった事に違和感を感じたので
「降下位置に何か物があって、シャッターで挟んでしまったとかはないですか?」
と聞いてみました。
すると
「挟んでしまったのかもしれないが分からない」
と、はっきりしない答えしか返ってきませんでした。
シャッターの修理は我々設備員はできないので、業者さんを手配する事になります。
この日が、土曜日だったのが影響してるのか、業者さんの手配になかなか手こずりました。
なんとか対応して貰える業者さんが決まり、来館まで時間があったので、シャッターが巻き込んでしまった原因が解ればと思い、監視カメラの映像を確認してみます。
残念な事に監視カメラの位置的に、はっきり映ってなかったのですが、どうやら机のような物を挟んでしまった様に見えます。
テナントの方が慌てて机を奥に引き込んでいる姿が確認できました。
その後、降りなくなったシャッターを一度巻き上げて、再度降ろそうとしたのか、そのタイミングでシャッターが巻き込んでしまい、スイッチを押しても動かなくなってしまった様です。
この一連のテナントさんの行動を見てると、物を挟んでしまったのか、そうでないのかぐらいは分かりそうな気がします。
テナントさんがはっきりしないのはおそらく、シャッター修理に伴う修理費用を請求される事を恐れたのでしょう。
危害防止装置が付いていない古いタイプのシャッターなので、経年劣化による故障としたいのでしょう。(確かに今時、危害防止装置が付いてないシャッターを更新していないのもどうかと思いますが、、)
そんなこんなで、業者さんが来館しました。さっそく現状の確認をしてもらいます。

業者さんによると、シャッターボックス内で、シャッターがたわんでいる状態との事です。
たわんだシャッターを巻き取ってもらいましたが、最後の底板の部分がシャッターボックスを補強しているアングルに引っかかっていて、正常な位置に戻せないとの事。
引っかかっている場所付近の天井に、新たに点検口を設けないと、作業ができないそうです。(天井裏に上がるには、空調のダクトが邪魔で不可能)
ある程度予想はしていましたが、最悪の結果です。
点検口の新設は早くても週末明けの月曜以降です。
それまでこのテナントのシャッターは開閉ができず、開いたままです。セキュリティー上問題があります。
もっと言えば点検口を新設し、シャッターを降ろしてみて初めて破損等、異常が無いかの確認ができるそうです。
なにも無ければそのまま使用可能ですが、もし破損している箇所があれば部品交換となり、使用可能な状態になるまで更に日数を要します。(交換部品の発注等により)
もう一度言いますが、最悪です。
テナントの営業終了後(19:00頃)からビルの閉館(24:00)までと、ビルの開館(5:00)からテナントの方の出勤(11:00)までの時間、シャッターを開けたまま無人にする事はできません。
つまり防犯要員として、人を1人付ける必要があります。しかも、無事にシャッターが開閉できるようになるまでです。
これも仕事の内なのでしょうがないですが、気分が乗りません。
とりあえずその日は私が付きました。
営業が終了している事を通行人に知らせる為に店内の照明を落とし、バリケードを店舗前に設置します。

後は閉館時刻まで、ひたすらその場に居るだけです。
ずっと立ってるのもしんどいので、店内の奥に椅子があったのでそちらに座わらせてもらいました。
防犯業務とはいえ何かする訳じゃないので体力的には疲れないのですが、ただ単にその場に居続ける事は精神的な辛さがあります。心が穏やかじゃありません。
20時を過ぎた頃でしょうか、他の店舗が営業を終了して店のシャッターを下ろし出しました。
そうなると、シャッターを閉めずにバリケードをしている店が目立ちだします。
すると通行人が興味本位で、通りすがりにこちらを見て行きます。
まあ、そんなのは全然構わないのですが、中には私の穏やかじゃない心を逆撫でするような通行人がいました。
女性2人組、20代だと思います。バリケードがされてる店舗を見ながら
「これシャッターが壊れてんだよきっと」
と話しながら、店舗奥の暗がりで椅子に座っている私を見て
「うわ、人が居たコワっ」
「きゃはきゃははー」
と笑いながら通り過ぎて行きました。
確かに暗がりにポツンと人がいるのは不気味かもしれませんし、そう思われても仕方ないです。
ただ、こちらに聞こえる声のボリュームで言うデリカシーの無さにイラッとしました。
この仕事を辞めたくなる瞬間ですね。
一刻も早く、この防犯業務を無くしたいので、シャッター修理が進むようオーナーに掛け合いたいと思います。
では、お疲れ様でした。
「最悪だぁ その後」へつづく。

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