ビルメン 資格
- 2020.07.04
- 番外編

どーもm(_ _)m
ビルメンにおいて、雑魚資格しか持ってない私です。
ビルメンテナンスブログをやってる都合上、他の方々のブログをたまにチェックします。
するとやはり、資格に関する情報を発信している方が多いように思います。
逆に私は今までに、資格に関する記事を書いたことが1度もないです。
なので、私も資格についての記事を私なりに書いてみようと思います。
おことわり

この記事の内容は
「この参考書がおすすめ、、」
「この勉強方法で、、、」
といった内容ではありません。
資格取得のノウハウを知りたい方は、残念ですがここで「さよなら」となります。
ですが、私が今まで働いてきたなかで感じた、資格に対する考えをお伝えできればと思ってますので、一読していただければ幸いです。
資格は大事なのか?

「(就職)転職する、独立開業する」
予定のある人にとっては、大事です。
特に独立を考えてる人にとって、資格の有無は重要です。(資格がないと業務範囲に制限がかかるので)
以上が資格に対する私の考えです。
ビルメンサラリーマンの立場では、さほど資格の重要性を私は感じていません。
これは「所属している会社がどの程度、資格を重視しているか」によるのかもしれませんが、私の会社では感じません。
会社にシステムが整っているので、資格が無くても仕事することが可能です。
もちろん、資格を所有してるに越したことはないですが、、、。
1番大事なのは「仕事ができる」ことです。
本来の目的である「仕事」を大事にすべきです。
私の現場に、私と同じ社歴の人がいて、その人が「ビルメン三種の神器」とやらのひとつの資格を取得しました。
資格は基本的に「転職願望のある人が取得するもの」と思っている私は、その人に「転職しないんですか?」とたずねてみました。
するとその人は「いや、仕事に自信がないんで転職はしないです」という答えが返ってきました。
若干、情けない返答ですがその人はよく分かっています。
会社側の視点で考えてみると「仕事そこそこの資格所有者」と「経験豊富で責任者クラスの無資格者」だと、どちらが会社に利益をもたらすでしょうか?
私だったら後者を採用します。前者に関しては、会社の保有資格が足りなくなったときに採用します。
つまり、私は資格よりも仕事の「経験や力量」を重視します。
比率にすると
「仕事8:資格2」ってとこでしょうか。
ベストなのは仕事の力量も資格も両方兼ね備えてることでしょうが、私は「仕事寄り」な考えです。
力を発揮する資格

所有しているだけでは、さほど恩恵にあずかれない資格があります。
・危険物取扱者
・ボイラー技士
・消防設備士
・冷凍機械責任者
ってとこでしょうか。
仕組みを理解するために勉強するのは大事ですが、資格を所有してるからといって益があるかと言えば弱いです。
これらはその業務を専門的にやってる人が必要な資格だと思います。
では、ビルメンが所有していて力を発揮する資格は?と言うと
・電気主任技術者
・エネルギー管理士
です。もはや有名すぎて説明不要ですね。
最低限、欲しい資格

ビルメンテナンスの仕事をしていて、私が1番実用的と感じる資格が「第2種電気工事士」です。
築年数が浅いビルを管理されてる方は、そんなに必要性を感じないかもしれませんが、私の現場では、電気トラブルが多いです。
対応を迫られますので、この資格(電気工事士)はマストで所有しておきたいとこです。
「ボイラー、消防設備、空調機」に関してのトラブルは、専門業者が対応するのがどの現場でも通例だと思います。
なので、これらの資格は「あればいい」程度のものです。
お勧めの資格

現在、ビルメンテナンス業務に携わっている方にお勧めの資格があります。
それは「建築物環境衛生、、、なんちゃら」という資格です。(通称:ビル管理士)
こちらも説明不要でこの業界では有名な資格です。(いちいち正式名称を書かなくても伝わりますよね?)
取得には、試験による方法と、講習による方法の2種類あります。
試験の場合、2年の実務経験が必要で、講習の場合は5年の実務経験が必要になります。
試験で取得しようとした場合、この資格の難易度は高いです。(毎年の合格率が20%前後)
ただ、苦労して取得した割には、「電気主任技術者」や「エネルギー管理士」のような価値は、無いように感じます。(取得してから言え)
なので私は、高額ですが講習で取得することをお勧めします。確か講習金額は12万円ほどで、講習期間は約1ヶ月です。
この資格のメリットは「実務経験とお金と時間」さえ確保できれば、取得できるとこです。
更にもうひとつ重要なメリットがあります。それは、この資格は「名義貸し」ができることです。
金額は会社によってまちまちでしょうが、我が社ではこの資格を名義貸しした場合、月に5千円の手当になります。
年間で6万円です。
つまり、講習金額を2年間でペイできるのです。それ以降は収入になります。
名義貸しできるかどうか?にもよりますが、この業界に長く携わる予定なら取得する価値ありだと思います。
このように考えると、講習金額12万円といえどお買い得だと思います。
私も来年、受講するつもりです。(費用は冬のボーナスから捻出予定)
最後に

資格は「さほど重要じゃない」的なことを言いましたが、資格の習得を目指すのは、とてもいいことだと思います。
ただ、私は今後、勉強に時間をさいて資格の習得を目指すことはしないと思います。
資格習得のそもそもの目的は「より良い生活にするため」だと思います。
それなら私は勉強する時間を別のことに使いたいです。
本職とは関係のない様々な本を読んで、知識や考え方を広げたりしたいです。
当ブログの執筆にも役立てたいです。(収益化には程遠いですが、日々勉強です)
他には、私には子供がいるので教育に関する勉強をしたいです。
豊になる方法は、本職を極めること以外にもあります。
資格勉強よりも読書をするほうが人生が豊になる気がしています。
私は資格の勉強をする時間と労力を、読書にあてたいと思います。
では、お疲れ様です。
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「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」と言うことわざがイギリスにはあるそうです。日本では、福岡出身の有名な衆議院議員(引退しています)が「経験無き知識は、知識無き経験に劣る」ということを思い出しました。50歳すぎてくらいから、知識は経験の裏付けがあって初めて確実の物となると実感したように思います。駆け出しの頃、年輩の方々から「お前には実績が無いからなあ」と事あるごとに言われました。その意味が50歳すぎてやっと判ったと言うことかな
引退設備保守員さんへ
やはり「知識と経験」どちらも大事ですよね。どちらか一方に偏らないように気をつけます。
まあ、知識に偏る可能性は薄いですが(^^;)
昔、空手をやってたときに「球体のようになれ」とアドバイスされたことがあります。
当時は「なんのこっちゃ?」と思ってましたが、今なら理解できます。
「棒のようではバランスを崩しやすいが、球体のようになればバランスを崩さない」
ってことなんだと思います。
知識と経験のバランスも球体のようでありたいです。
目指すはデッカイ球体で!!
コメントありがとうございますm(_ _)m
ビルメンテナンスの仕事をしていて、私が1番実用的と感じる資格が「第2種電気工事士」です。この意見、私も同感です。この資格は設備保守員として絶対取得していなければいけません。設備のすべてが電気で動いています。その設備が故障した場合、必ず電気関係部分を触ることになります。その調査、復旧作業中に不幸にも短絡、感電火傷等の二次災害が起きた時に、資格のない者が、当事者だった場合は問題が大きくなります。行政処分(電気事故労働災害)にまで発展すると、契約先を失う事態にまでになる可能性もあります。ですからこの資格のない人には経験があっても電気関係を触る(配線変更接続、部品交換工事)ことは遠慮してもらっていました。
「知識と経験」どちらも大事ですよね。
この業界、年輩の方で電気主任の免状は取得しているが、電気関係の実務(故障原因究明、復旧作業、工事等)に乏しい人を、何人か見てきました。たぶん経験が足らないのか、探究心が足らないのか、もしくはどちらも足らないか、なのでしょう。ですから資格を持っていても、それに見合うだけの実務が伴っていないと、恥ずかしい思いをすることになります。
引退設備保守員さんへ
やはり、どの現場でも電気に関するトラブルは多いのですね。
無資格者に作業をさせないとは、徹底した会社だったんですね。
恥ずかしながら我が社は、そこらへん曖昧です。
確かに契約先を失うのは死活問題です。私の現場では、徹底させます!
立派な資格を持ってるからこそ、現場で役に立たないないなんて、恥ずかしさが増しちゃいますね。