【下請けはつらいよ】これって修繕?

どーも(´д`)ノ
下請け会社を渡り歩いてきた私です。
今回は私が、今の会社(ビルメンテナンス下請け会社)で働いてきて「つらいなぁ」と感じた出来事のひとつを紹介したいと思います。
ビルメン会社「下請けはつらいよ」
~これって修繕?~

元請け会社と我が社(下請け)の間では業務に関する契約書を交わしています。
その契約書には、我が社がすべき業務の範囲が書かれています。
「ここからここまでが常駐設備員のすべき業務」ですよ。と、明記されていて、その内容は、電気設備の検針・各設備の定期点検・設備トラブルの修繕・などなどについて書かれています。
この契約書を見る限り、設備の「修繕」に関しては明記されていますが「更新」に関しては書かれていません。
つまり、設備の更新については、私たち設備員の契約業務外となり、別途費用が必要です。(派生業務)
しかし先日、元請けの今年度から担当になったマネージャーから、ある場所の「蛍光灯照明器具(計16台)をLEDに交換」するよう指示がありました。
出た!!契約外業務です。
例えば「そこの照明器具1台が器具不良を起こしたので、どうせならLEDに交換してくれ」なら、ギリギリ修繕の範囲かなと理解できます。(これも更新と言えば更新ですが、、)
しかし、壊れてもいない照明器具をLED化するのは「修繕」ではなく完全に「更新」です。
納得できませんでしたが、LED更新工事は無事に完了させました。
仕上がりの確認で元請けの支店長さんが現場に来ました。
これはチャンス!と思い、「このLED更新作業は業務外作業じゃないですか?」
という言葉が喉元まで上がってきたのですが、飲み込んでしまいました。
現場主任を差し置いて、事を荒立てることは止めときます。
(ここでバシッ!と聞ければ、ブログネタの足しになったのに(^_^;)情けない、、)
後日、めずらしく部長が現場に来ました。(部長も忙しい)
なので「こんなこと(業務外作業をやらされていること)があってますよー」と報告したのですが、それに対する返ってきた言葉は
「その作業をすることで新人の勉強になるからいい」
でした。
会社として改善する気は無いようです。まあ、主任も私も分かってましたけど。
この業務外作業のボランティア化は、我が社公認ですので常態化していきそうです。(設備トラブルもそうですが、こういうのはちゃんと初期対応することが重要です、、、)
果たして今後、どこまでボランティア業務が拡大していくのか?乞うご期待です。(やけくそ)
今回紹介したような事は、他の現場、又は他の会社でも大なり小なり有ると思います。(日本社会じゃ当たり前??)
仕事は子供の口約束と違い、法的効力を持った契約書に則って行われるべきです。
是非、コンプライアンス遵守であって欲しいですね。(お互いに)
これから就職や転職を考えている方は、自分が行こうとしている会社が「どこの仕事をしている会社なのか?」も、考慮してみることをお勧めします。
下請け業務が濃いような会社は、今回私が紹介したようなことが大なり小なり、きっとあるでしょう。
とは言え、下請け会社にもメリットはそれなりにあるのですが、、。自慢できることじゃないので控えさせて頂きます。
では、お疲れ様です
「下請けはつらいよ」シリーズ2作目はこちらです【接待現調か?】
私の前職である「消防設備士」時代の下請け会社のつらい思い出は、過去記事【ビルメン(設備管理)になるまで その3】で紹介してますので、興味のある方はどうぞ。
この記事のタイトル「下請けはつらいよ」は、映画「男はつらいよ」 にインスパイアされています。気づきましたか?
有名な映画ですので昔、テレビで放送されてるのを観たことがありましたが「観たことがある」程度でした。
しかし、30代になりしっかりとこの映画を観てみると
いいですね~。涙がちょちょ切れます。
日本のドラマや映画はあまり観ないですが、山田洋次監督の作品は別格です。
心に残ります。
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