ビルメンが把握すべき圧着ペンチの種類と使用方法 【絶縁閉端子(CE)】編

ビルメンが把握すべき圧着ペンチの種類と使用方法 【絶縁閉端子(CE)】編

どーもm(_ _)m

人生で1番、圧着しているスリーブは「CE2」である私です。

今回は「絶縁閉端子(CE)」の使用方法の紹介になります。

ビルメン業務を行う上で、1番使用するのではないでしょうか。

私の現場で言えば、蛍光灯の安定器交換時によく使用してます。(電気器具内配線の接続)

この絶縁閉端子は、既に絶縁処理がされているスリーブです。

左:CE1 中央:CE2 右:CE5

リングスリーブのように圧着ペンチでかしめた後、絶縁処理をする必要がありません。

作業性抜群のスリーブです。

圧着方法も簡単です。

こちらの電線(単線1.2mm)で説明します。

まず、被覆を剥ぎます。剥ぎ方はこちらの記事【銅線被覆の剥ぎ方】を参考にして下さい。

剥ぐ長さは、ペンチの幅程です。

電線にCE2を被せます。

CE2の先端に銅線が見えることを確認します。(写真だと見づらいが、肉眼だと見える)

使用する圧着ペンチは「絶縁閉端子用」です。

握りの柄が青色なのが特徴です。

「CE」なので、かしめるダイス部は「」の位置です。

透けて見えるスリーブの中央を狙ってかしめます。

電線が抜けないことを確認

圧着作業、終わりです。簡単ですね。

圧着する電線が「単線×より線」の場合は、このように

単線により線を巻きつけて圧着します。

そうしないと、より線がスリーブから抜けてしまう可能性があります。

以上、絶縁閉端子用圧着作業の説明でした。


圧着ペンチは用途別に、他にもいくつか種類があります。

例えば、「防災用耐熱スリーブ圧着ペンチ(NH40)」

ただ、そのような特殊な圧着ペンチは専門職の人が使用するものでして、ビルメン業務で使用する事は無いと思います。

我々ビルメンは「ビルメンが把握すべき圧着ペンチの種類と使用方法」で紹介した

リングスリーブ

裸端子

今回紹介した「絶縁閉端子」

上記3つの圧着作業ができれば、通常業務で困ることはないです。

この3つは是非、マスターしておきましょう。

では、お疲れ様です。


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