とあるビルメンの1日

どーもm(_ _)m
設備トラブルを引き寄せる私です。
私の現場は、基本的にいくつもの業務やトラブルが頻発するような現場ではありません。
が、珍しく多忙な1日がありましたので紹介したいと思います。
朝、8:30に出勤します。
前日の出来事を「引き継ぎ」で確認して業務スタートです。
まず、検針を行います。
私の現場では、日勤者は電気設備の検針をし、宿直者はポンプ類の検針をするようになっています。
私は宿直なので、ポンプ類です。
検針終了後、定期作業を行います。
本日の定期作業は「空調機点検」の2日目となってます。
前日であらかた終わらせてるようで、2日目の点検台数は少な目でした。
残りの空調機点検を終わらせます。
10:30頃には空調機点検を完了させました。
次に、テナント依頼の業務を行います。
以前、とある飲食店で、ダウンライト不点灯の相談を受けていました。
調査の結果、電子トランスの故障が原因で、交換部品がまだ入手可能か、電材屋さんに問い合わせをしていました。
回答は入手不可です。
現在の主流はLEDですので、ハロゲンランプの電子トランス(100V→12V)は製造を終了しているとの事です。
その結果をテナントの方へ説明するのと、LEDへ交換する場合の事前調査を行いました。
もう1件、別のテナント業務があります。
以前、ショウケースの蛍光灯管球(FSL~)の注文を受けていて、発注してた管球が届きました。
管球代請求の伝票を作成し、テナントへ管球を届けます。
ここで12:00前です。午前の業務終了です。昼休みを取ります。
昼休憩終了の午後一で、クリニックのテナントさんから相談の連絡が入りました。
相談内容は「空気清浄機を新たに設置したい場所があるが、そこの近くにコンセントが無いので、別の場所から電源を引いて欲しい」との事です。
早速、現地へお伺いし、方法を模索します。
最寄りの壁コンセントより延長コードを床に這わせる方法が1番簡単なんですが、患者さんがつまづく可能性があるので天井を這わせるようにしたいとの要望です。
更に、「見た目も気にしつつ低予算で」との事。
延長コードを這わせる程度でよければこちらで可能ですが、モール配線となると業者依頼です。(私でも可能ですが、諸々の事情によりしない)
この件は後日、電気業者に見てもらうようにして、一旦終了です。
次に、連日の雨により築年数の経過している当ビルでは至る所で漏水しています。
この日も午後から激しい雨となりました。
なので漏水点検を行います。
各場所の、吸水マットの交換や水受けバケツの排水作業などです。
ここまでで、16:00となりました。
ここから日勤業務終了の17:30まで、特に何もなかったので、事務作業をします。
各検診結果や、本日の出来事をPC上の日誌に打ち込んだり、翌日の検針表の作成をしたりです。
日勤の時間帯はこれにて終了です。
17:30になると日勤者は業務終了となり帰宅します。
私も帰りたいですが宿直なので、そのままステイビルディングです。
その日の夜間は残念ながら、作業の予定が入っていました。
過去の記事で紹介した「テナントシャッターの巻き込みトラブル」が前日に発生していたので、本日のテナント営業終了後、シャッター業者による改修工事を行います。
その作業が20:00スタートなので、それまで監視室にて待機です。
晩御飯を食べ終えた18:00過ぎ頃でした。
新たなトラブル発生です。
あるフロアのテナントの方より連絡が入ります。
「トイレが詰まってるようなので対応して欲しい」との事です。
私はラバーカップを持って、「詰まりなんてこのラバーカップで一撃よ~」なんて思いつつ、現場へ向かいます。
この安易な気持ちの理由は、そのフロアのトイレは更新工事が完了しています。本管までの排水管も新しくなってます。
なので、詰まったといっても便器のトラップ部分の詰まりだと予想していました。
しかし、現場に着いて一気にテンションが下がります。
小便器5台、全ての排水が流れていません。(便器から水が溢れそう)
この現象は排水本管までの枝管部分での詰まりを意味します。
トイレ詰まりにおいて1番最悪なパターンです。(ラバーカップじゃ太刀打ちできない)
更新して日が浅いのに何故詰まる?と疑問に感じましたが、とりあえず詰まりを何とかしなければなりません。
オーナーに状況説明をし、業者の手配をします。
19:00頃に業者さんが来館し、貫通作業を開始しました。
そんなこんなで20:00を迎え、シャッター業者が来館し、トイレの貫通作業とシャッター改修工事の同時進行です。
宿直者は私ともうひとりの2名です。
仕方ないので監視室を無人にし、手分けして作業の対応を行います。(基本的に監視室を無人にすることは禁止されている)
このふたつのここからの作業内容を説明すると、長くなるので結論だけ言います。
どちらも上手くいきませんでした、、。
トイレは貫通ワイヤーが全く通らず、約3時間半頑張ったがその日は断念。翌日に持ち越しです。
シャッターは業者さんが予想してたよりもひどい状態、「どうしたらこんなになんの?」と、現状を見てビックリされてました。
「本日の準備ではできることがない」との事で、その日は撤収となりました。
この日にシャッターを改修することができませんでしたので前回同様、閉館の0:30頃までと、翌朝5:00~テナントの方が出勤されるまでは、店舗のセキュリティー業務です。
翌日、定時の8:30まで私が、セキュリティーをしました。
その日の勤務者に引き継ぎをして、私の業務は終了です。
私の現場にしては、なかなか濃い1日となりました。
解放されて家に帰れるのに、スッキリしないのはトラブルが解決しなっかたせいでしょう。
今回は「とあるビルメンの1日」ということで、私の出社から退社までの流れを紹介させて頂きました。
では、お疲れ様です。
検針に関する記事はこちらです。
「検針業務の重要性」
トイレ関係の記事はこちらです。
「トイレ詰まり」
「小便器 排水不良」
シャッター巻き込みトラブルの記事はこちらです。
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