分電盤 点検

どーもm(_ _)m
戸建ての分電盤交換をしたことがある私です。
今回は久々に点検の様子を紹介したいと思います。
内容は「分電盤点検」です。
点検方法は会社や現場によってまちまちだと思いますが、ここでは私の現場の方法を紹介します。
とは言え、そんなにたいそうな事はしていません。
まず、盤内ブレーカーの温度を放射温度計で測定します。

測定温度は前回値と比較をします。
温度に大差がなければ問題なしです。
前回値と比較して明らかに温度が上がっている場合は、その原因の調査が必要です。
次に、端子接続部の目視点検を行います。

ここでは、焼け等による変色がないかを確認します。
端子ボルトの締めが不十分だと電気抵抗が大きくなりその結果、熱を発し焼損する可能性が出てきます。
そのようなことが発生していないか、盤内のボルト部分を全て目視点検します。
以上の内容が、私の現場の分電盤点検です。(軽く分電盤室の清掃も行っている)
そんだけ?って感じですが、そうです。
他の現場では、フワフワのハンディモップで軽く清掃するところもあります。
(子ブレーカー1次側のバーがむき出しの部分もモップでなぞっていた)
が、私の現場では通電している分電盤に触れるのはリスキーですので、やっていません。
一か所の点検時間はかからないですが、ビル内全ての台数を点検するので、それなりに時間を要します。
この分電盤は、トラブルが頻発するような設備ではない分、発生した時の重大性は大きくなる傾向にあると思います。
なので、このような点検により未然に防ぐという意識が大事です。
最後に、「これってどうなの?」
と思える当ビルの分電盤の現状を2つ紹介します。
1つ目がこちらです。

端子の付け方が、下手くそです。
更に、裸端子に保護キャップがされていません。いや~ひどいもんです。
2つ目がこちらです。


過去記事でも少し紹介した事がありますが、水害を受けた分電盤です。
この分電盤は当時、他の工事の影響で泥水をかぶってしまいました。
そんな状況でもブレーカーはトリップしませんでした。
で、補修や更新をすることなく今に至ります。
このような状態でも、ちゃんと機能するもんなんですね。(今のところ)
以上、分電盤点検でした。
では、お疲れ様です。
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