歴史から学ぶ

歴史から学ぶ

どーもm(_ _)m

時代物の韓国ドラマを楽しんでいる私です。

30代に突入し、私もようやく歴史というものに興味が持てるようになりました。

現代と比較すると考えられないような時代の出来事や風習、文化を知ることで今のありがたみを感じます。

ビルメンテナンスっぽくないブログの入り方になりましたが、本題はここからです。

長く存在しているものには必ずそれなりの歴史があります。

この歴史を知るという事は重要です。

設備管理として日々の出来事、トラブル、メンテナンスを毎日記録しているので「過去の出来事(歴史)から現在の対応方法を決定する」なんて事が可能となります。

その設備の歴史を知っているということは、今後の設備管理に大いに役立ちます

これは設備機器に限ったことだけではありません。

私が所属している会社や、現場についても同じことが言えます.

先日、私の現場の歴史が知りたくて、過去の書類に目を通していました。

すると現場責任者の作成した「トラブル報告書」に目が留まりました。

報告書の詳細な内容を紹介することは出来ませんが、このトラブルは「入居テナントに対する請求漏れ」です。

テナントに対する「お金のミス」ですので重大なトラブルだと伺えます。

このトラブルは私が入社する以前に起きた出来事で、私はこの事を知りませんでした。

当時を知る責任者に話しを聞きました。

どうやらこのトラブルは理不尽極まりない出来事だったようです。

それってこっち(現場設備員)に非があるのか?と、当時の責任者を不憫に感じました。

このトラブル(請求漏れ)は、元請けと我が社(下請け)間での契約業務の範疇が曖昧なことに起因しています。

責任分界点が明確化されていない為、双方のパワーバランスからして下請け側が責任を取らされるという結末を迎えています。

私としては、請求業務という重要な仕事にも関わらず最終確認をしていない元請け側、当時の設備マネージャーに非があるように感じます。

当時の我が社は元請けに対して平謝りをし、未請求分の損失金額を弁償したそうです。

下請けという弱い立場なのは分かるが、我が社の上層部は現場の責任者を擁護すること無く、責任を押し付けられるがまま非を認めました。

当時の責任者は既に退職しています。

この出来事もおそらく、退職理由のひとつであると私は予想します。

この報告書の後半は、このトラブルに対する我が社への是正案が記されています。「業務の範疇」と「責任分界点」を明確にするよう本社にお願いをしています。

現在の現場を取り巻く環境を見てみます。

殉死した過去の責任者が、本社に訴えたお願い事はどうなってるのでしょうか?

そのまま放置されたようです。

この出来事から7年程経過していますが、状況は改善されていません。

未だに私たち現場設備員の業務は「元請けマネージャーの指示した業務全て」となっています。

しかも気を付けるべきは当時の「請求漏れトラブルの責任」を我が社に押し付けたマネージャーというのは、今年度より当ビルのマネージャーに復帰した人物です。

過去の問題点が是正されぬまま、トラブルの起きた当時の状況が整いました。

ただ、当時と違う点があります。

それは歴史を知った事です。

現主任を筆頭に私たち現場設備員は我が社に頼る事無く、過去の歴史を教訓にし、トラブルが発生しないよう努めなければなりません。

今回、現場の歴史について極1部ですが知れたのは、今後の役に立たせることができるので良かったです。

となると次に、私は「我が社」についての歴史も知りたくなりました。

ただ我が社の事に関しては、知るための資料がありません。

毎月、各現場に配布されている社内報を遡る程度でしか知りえないです。

なので私が入社する以前の社内報を見てみました。

そこには上層部(管理部)による立派な決意表明が記されています。

「現場からの声を大事にする」

「現場の声に逃げない管理を目指す」

「元請け会社に対して言うべき事は言う」

とあります。

上層部は数年間もかけた長い「ボケ」をかましてるようなので一応、突っ込みを入れときたいと思います。

どこがやねん!!

では、お疲れ様です。