ポンプ グランドパッキン水量調整

ポンプ グランドパッキン水量調整

どーもm(_ _)m

水の節約は大事だと思う私です。

上水揚水ポンプのグランドパッキン漏れ量が過多になっていたので、水量調整を施しました。

今回はその様子を紹介します。

揚水ポンプがこちらです。

グランド部を見てみます。

ポンプ停止状態でこの水量です。

エコではありませんね。

例えるなら、水道の蛇口を閉めきれてなく、少し開いているのと同じことです。

長期間放置したとすると、かなりの水が無駄になると思います。

これを放っておくと間違いなくグレタさん、、、ではなく、ビルのオーナーにお叱りを受けることでしょう。

では、水量調整を施します。

(調整時は安全のためポンプブレーカーオフで行う)

方法は「パッキン押さえのボルトナットをスパナで増し締め」です。

ナットの締め付けは「片締め」にならないよう交互に行います。

水量を見ながら、約5分の1回転ずつ交互均等に締めていきます。

水の適正量は、このポンプの取扱説明書によると1分間に34mLと指定されています。(目安値)

しかし、滴下水量を計測するのは手間なので、世間の「1秒間に1、2滴」を採用したいと思います。

増し締め調整後、ポンプを起動させて、運転時の滴下水量を確認するのですが、一応、起動の前にパッキン押さえに偏りがないか目盛りで計測します。

左右平行を確認しました。

「1秒間に1、2滴」になるまで、ポンプの起動、停止を繰り返し滴下水量の微調整を行います。

調整完了です。適正な水量となりました。

プロの専門業者の中にはポンプを起動させたまま調整を行う方もいます。

これは近道をするための上級者テクニックだと私は解釈してます。

ビルメンは遠回りかもしれませんが安全第一の方法で作業するのが無難だと思います。

再度言いますが、増し締めは滴下水量を確認しながら少しずつ行います。

締め過ぎにより水量が不足してしまうと、ポンプ運転時に摩擦熱で白煙を出してしまいます。

最悪、グランドパッキンの交換になってしまう可能性があるので、調整は徐々に行うことをお勧めします。

では、お疲れ様でした。