対,契約外業務について考えてみる
- 2020.09.03
- 会社について

どーもm(_ _)m
「会社は味方ではない側面もある」ことを知っている私です。
通常、業務においてベストなのは「正確、丁寧、スピーディ」に目的を達成する能力で、尚且つ「対応範囲も広い」ことだと思われます。
しかし、このベストな状態が立場によって裏目に出てしまう要素に成り得ます。
「契約外業務」です。
下請けという立場上、元請けから契約外業務を当たり前のように要求されることが多々あります。
例えば、
・壊れていない照明器具のLED更新工事
・テナント資産の蛇口更新作業
・テナント資産の床材の張り替え
・テナント工事(C工事)の立ち会い
・トイレ配管詰まりの貫通作業
・元請け事務所レイアウト変更に伴う作業
・元請け新人の現場教育
などなどです。
そんな時に、これらの業務を完璧にこなすと、どうなるでしょうか。
あれも、これも、となって「言えば何でもやってくれる便利な存在」と成ってしまいます。
元請け側はこうして、契約書上には記載されていない業務の範疇を広げようとしてきます。
我が社(下請け会社)の契約業務は「設備の維持管理」です。
大まかな内容は、設備機器の定期点検、トラブルの1次対応や原因調査までとなっています。やって軽微な修繕です。
これを将棋で例えるならば「歩」の様な役割です。
しかし元請けは上に記した業務外と言える作業をやらせようとしてきます。
我々は「歩」なんですが、まるで「金」の様な役割を求められます。
つまり「と金」に成れってことです。
元請けは自社の利益の為に「歩」を正直に「歩」として使うのではなく「と金」に成らせて便利な駒とする事が重要なのでしょう。
本来ならば「金」並の仕事は別途費用なのです。
では、この契約外業務への対策を考えてみます。
1番は、我が社が元請けに対してしっかり協議することです。
「これは契約外業務となるのでもし、やらせるのであれば別途費用を頂きます」
と、毅然とした態度で協議する必要があります。
過去の社内報にて「オーナー会社や元請け会社に言うべきことはしっかりと言う」と、発表しています。
しかし、実際の我が社はそうできていないのが現実です。
過去に、契約外業務を指示された時に我が社の上層部に報告をした責任者がいました。
その時の我が社の回答は「やってあげて」です。元請けと協議する事はしませんでした。
現在、契約外業務の指示があった場合、「我が社にその都度報告をする」となってはいますが、現主任は報告してません。もう、諦めています。
この契約外業務問題は、会社として対策をとることは困難なようです。
では、現場レベルでできる事は何かないでしょうか?考えてみます。
加減が難しいですが、契約外業務に対しては「質を上げずにスピーディーに終わらせる」ですかねぇ。
「安かろう悪かろう」という言葉があります。
それに習って「タダだろう最低限だろう」で済ませます。
作業をスピーディーに終わらせるのですが、元請けへの完了報告は直ぐにはせずに時間差で行います。
「最低限でスピーディーに終わらせ、報告は時間をおいてから」です。
こちらに誠意のない契約外業務に対しては、誠意のない仕事で十分です。
場合によって、表面上は誠意があるように見えるよう工夫すると直良しです。
今後は、この「質」を意識(調整)して契約外作業に取り組んでみようと思います。
もちろん契約内の業務に対しては質が良くなる様、努力をします。
、、、、、、、。
私なりの対策を考えてみましたが、結局はそれなりにしっかりとした仕事をせざるを得ないでしょう。
下請けの定めってやつです。
こんな虚しい発想をしなくて済むよう、働き方改革にて形だけじゃなく立場の弱い下請けをしっかり保護してもらえるシステム作りを国にお願いしたい所存です。
では、お疲れ様でした。
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