良い時代だ

良い時代だ

どーもm(_ _)m

今の時代しか知らない私です。

私もついに「昔はああだった」「前はこうだった」と、昔と今を比較できる程の年齢にさしかかってきたようです。

そんな中で、これは「いいね」と大歓迎な改革が国レベルで行われました。

と言うか、行われて既に一時が経ってます。

それは「改正健康増進法」です。

(以下、受動喫煙防止法とする)

今更ですが、この「受動喫煙防止法」は、私のような非喫煙者にとって最高の改革です。

私のビルには喫煙室が2ヶ所、用意されてあるのですが、それはテナントの方専用です。

当ビル出入りの業者さんは、その喫煙室の使用を禁止されていました。(元請けのスーツ組は使っていたので、実質、作業服の人間は禁止だった)

業者さんの喫煙場所は別に設けられていました。

それは、私たち設備員が待機している地下機械室フロアの一角です。

そこはテナント専用喫煙室の様な間仕切りも、排気設備も無いので、タバコのニオイが充満してしまいます。(排気はフロア排気のみ)

機械室フロアに中央監視室がある為、監視室から1歩外に出ると、常にタバコのニオイにさらされます。

この人達はちゃんと仕事やってんのか?って位、業者さんは入れ替わり立ち替わりタバコを吸いに来てました。

そのような状態が平常時です。

それとは別で、何か設備の更新工事などがある時は下請けの業者さんが来館します。

この下請けの業者さんが最悪でした。(1部の業者、全部が全部では無い)

吸ったタバコを灰皿に捨てずに床に捨てるわ

缶コーヒーの空き缶を置きっぱなしにするわ

食べた後の弁当を捨てずにそのままにして帰るわ

おまけにガラが悪いわ

で、正直、人間ができてません。

「育ちが悪い」とはこの事か!と思いました。

教育をまともに受けないと人間でも野生動物のままなんだなと確信したのを覚えています。

タバコがもたらす「害」は、この様に非喫煙者にも及びます。

しかし、先の「受動喫煙防止法」により、機械室フロアの喫煙所は撤去されることとなりました。

実は、前々からビル側に撤去をお願いしていたのですが、受け入れてもらえませんでした。

法律の力は絶対です。

現在は機械室フロアでの喫煙は禁止されています。

これにて我が機械室フロアに平和が訪れました。

この「受動喫煙防止法」により私達、非喫煙者がタバコの煙にさらされる機会は激減したと感じます。

「受動喫煙防止法」最高です。

ただ、個人的にもっと早くこの法律を施行して欲しかったです。

私がまだ消防設備士の頃です。

職場のメンバーの8割は喫煙者でした。

なので事務所は喫煙所みたいなもんでした。

いや、私からすれば喫煙所兼、事務所でした。

事務所は煙で真っ白です。喫煙所で仕事してるみたいなもんです。

ある時、「消防設備点検結果報告書がタバコ臭い」とお客さんからクレームを受けた事もあります。

これはもしや、事務所が禁煙になるのでは?

と期待しましたが、「ちゃんと換気扇を回して吸いましょう」止まりでした。

そんな煙モックモクの事務所から1歩外に出ると、市内なのに空気が新鮮でおいしく感じたのを覚えています。

その会社に所属している限り、副流煙から逃れる事は不可能です。

車での移動中もタバコを吸われます。中毒なんで。

より密室でのタバコはきつかったです。

1日中、副流煙にさらされる環境が、非喫煙者の私にとって、かなりのストレスでした。

そんな時に唯一、非喫煙者仲間だった先輩が会社を辞めました。

辞めたくなる原因は、タバコの煙に含まれている有害物質程、たくさんあったと思います。私はなんら不思議ではありませんでした。

しかし、社長はショックだったようです。社長なりに可愛がっていたつもりなんでしょう。

社長が、お前(私)も何か言いたいことがあるなら言っていいぜ!

と、私に言ってきました。先輩が(社長にとって)急に辞めたので、「こうして欲しい」や「ああして欲しい」の意見があるなら聞くよ。と言うことです。

私は、これはチャンス!と思い「事務所を禁煙にして欲しい」と意見しました。

社長は即答で「お前もタバコ吸えばいい」

一瞬でも期待してしまった私が馬鹿でした。相手は中毒の末期です。(話しが通じる相手ではない)

業者仕事をしている方には喫煙者が多いです。

私のような非喫煙者は当時、少数派でタバコを吸っていて当たり前な業界でした。

この頃を想うと現在はなんて良い時代でしょうか。

事務所での喫煙は「受動喫煙防止法」により禁止されています。

これから働き出す世代は、職場で副流煙にさらされるなんて事はないでしょう。

過去にさらされまくっていた私からすると羨まし過ぎます。

いや~、改めて良い時代です。

では、お疲れ様でした。