ドレンポンプ異常 一次対応

どーもm(_ _)m
ドレン配管が目に入ると、勾配が気になりだす私です。
あるテナントの4方向吹き出しPAC(パッケージ)エアコンが異常警報を発しました。

警報内容は「ドレンポンプ異常」です。
この警報の意味は「冷房時、熱交換器から出る結露水が溜まったドレンパンの水を正常に排出できない状態」を知らせています。
排水出来ない原因はいくつか可能性があるのですが、大抵は「ドレンパンの汚れ(ノロ)が、ドレンポンプの吸水口に付着してしまうことにより排水不良を起こす」が多いです。(私の経験上)
今回のドレンポンプ異常警報もその可能性が高いので一次対応をしたいと思います。
エアコンの運転停止後まず、フィルターのカバーを外します。

四角形の四隅、いずれかに「ドレン排水口」と明記されている箇所を探します。

エアコンのメーカーや種類によっては明記されていないかもしれません。が、四隅のいずれかにドレン排水口は有るはずです。
見つけたらその角のカバーを外します。

ビスを緩めると外せるようになります。

カバーを外しました。
更にドレン排水口のカバーを外します。

するとゴムキャップが出てきます。

このゴムキャップを外すと、ドレンパンに溜まってる水が出て来るので、予めバケツで受ける準備をしてから外します。

2リットル程の結露水が出てきました。
ある程度排水させたら、排水口を下から覗き込みポンプの吸水口を確認してみます。

やはり、吸水口にノロが付着していました。
ウエスで拭き取ります。

排水口が狭いため、小指を差し込んでます。

ポンプ吸水口のノロを除去しました。
ここで一旦、エアコンを運転させてドレンポンプが起動するか確認します。
起動確認後、ゴムキャップ等を元に戻して一次対応終了です。
この対応で警報が復旧すれば、とりあえずエアコンは使用可能となりますが、もし復旧しない場合はドレンポンプ内部にノロが詰まっていたり、センサー部にノロが付着している可能性が考えられます。
この方法はあくまで一次対応です。根本的に解決させるには、ドレンパンの清掃と、ドレンポンプの分解清掃が必要になります。
本来であれば、ドレンパン清掃の手配をするのですが、このテナントのエアコンは近々更新予定となっています。
更新まで、持ちこたえてくれる事を期待します。
では、お疲れ様でした。
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