巡回ビルメンは可哀想

どーもm(_ _)m
巡回ビルメンは大変だと思いますが、工事業者ほどではないと思っている私です。
我が社の巡回ビルメンを見ていて、私が「可哀想」と思った理由を紹介したいと思います。(あくまで我が社の巡回ビルメンです)
・会社の行事は強制参加
我が社には年間を通していろいろな行事があります。他の会社でもそうだと思いますが、新年会、忘年会、社員旅行はもちろん、安全研修や事業計画発表会などなどです。
私のような、会社の末端である現場常駐設備員は、上記のような会社のイベントは強制ではありません。安全研修のみが強制参加でそれ以外はスルー可能です。
私は社歴6年目になりますが、社員旅行と事業計画発表会は参加したことがありません。
しかし、巡回ビルメンはそうはいきません。全ての行事に強制参加です。しかも主催者側としてです。
巡回ビルメンの方がポロッとこぼしていたのですが、社員旅行は特に参加したくないそうです。
理由は、巡回ビルメンの方曰わく「何故、お金払って仕事しなきゃならんのか?」だそうです。
我が社では毎月の給与から旅行の積立金が天引きされます。
社員旅行に参加した場合、その積立金が旅行費として使われるのは当然です。
しかし、巡回ビルメンの方は社員旅行を楽しめていないようで、、、。と言うのも、どうやら裏方の仕事をしなければならないようです。
「お金を払って仕事をする」
いや~、可哀想。
・取引先の忘年会に参加
上記と似たような内容となりますが、我が社と取引のある会社(元請け会社)の忘年会に参加しなければならないそうです。
私はこの話しを初めて聞いた時、「何故?」と思いました。
私の感覚ではこういうのは、我が社の経営陣が参加すべきでは?何故巡回ビルメンが?せめて営業部の人間じゃないの?と思ってしまいます。
まー、参加する以上はもったいないので、元請け会社に顔を売って転職に繋げるしかないですね。難しいでしょうが。
いや~、可哀想。
・業務範囲が明確でない
巡回ビルメンの仕事と言えば、いろいろな現場に出向いて定期点検やトラブル対応だと思います。
しかし、我が社の場合はそれだけではないようです。
「これは誰がやる仕事なんだ?」
などの曖昧な仕事は巡回ビルメンがやっているそうです。
もっと言えば、「これはあそこがやる仕事でしょうよ!」という仕事もやらされているようで、、、。
もはや、社内の「便利屋」的な部署と化している印象を受けます。
巡回ビルメンは本業(定期点検やトラブル対応)をこなすだけで大変だそうですが、本業以外の仕事もあり長時間労働化しているようです。
各常駐現場で、マスクや作業手袋などの備品の補充を我が社にお願いした時に、それを納品してくれるのは巡回ビルメンの方です。
我が社に忙しそうにしているだけで実は暇してるお偉いさんがいるでしょうに。
いや~、可哀想。
・サービス残業がある
上記でも触れましたが、巡回ビルメンは長時間労働を強いられています。
月の残業は40時間を軽く超えます。働き方改革により残業に対する第3者の目が厳しくなった今では、残業をしたとしても正規で申請できる残業時間は40(厳密には39?)時間までとなっています。
例えば70時間、残業したとして申請できるのは40時間なんで30時間オーバーしてしまいます。
では、30時間サービスか?となりますがそこまで酷くはないようです。経理的な事は詳しくないですが、巧いことやってるようです。
ただ、巡回ビルメンの方が言っていました。
「正直に働いた分、残業申請したとすると3桁いってしまうからねぇ、そこは、、、」
だそうです。
サービス残業があるのは事実ですが、何というか個人が空気を読んでいるってとこでしょうか。
働き方改革により現在は、残業で稼ぎたい人にとって巡回ビルメンは向いてません。
働き方も不規則ですので副業することも厳しいでしょう。
いや~、可哀想。
・長時間労働の弊害がある
巡回ビルメンはとにかく忙しいです。
朝から働いて、仕事が終わるのは「晩」ではなく「夜」です。
「家に帰って風呂と飯を済ませて寝るだけだ」と、巡回ビルメンの方が嘆いてました。
これは、休みの日以外は1日を仕事しかしていない事を意味します。
「仕事以外の事をする時間がない」
私はこの状態を非常に危険だと思います。
本来、仕事は「人生を豊かにするための手段でしかない」と私は考えます。仕事のための人生ではないはずです。
仕事ばかりしていると他の事を考えたり、調べたり、実際にやってみることが不可能です。生活が保証されているだけで人生が豊かになるとは思えません。
仕事に追われている人間は仕事以外の事を考える余裕がないので思考が死んでしまいます。これを世間では「社畜」と言うそうです。
休日の日は、日頃の疲れのせいか1日中ごろごろして終わるそうです。(遊んだり、他に何かをしようという気にならない?)
いや~、可哀想。
他にも可哀想だなと思う事はいくつかあるのですが長くなるので別の機会にします。
「可哀想」だけで終わるのもあれなんで最後に私が「巡回ビルメンが羨ましいな」と思う点を紹介します。
毎日、違う現場で仕事をするので「刺激的な日々が送れる」事と、業務が多岐に渡るので「広い範囲の仕事のスキルや知識が身につく」事を羨ましく感じます。
では、お疲れ様でした。
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