決して高くはない、むしろ安い

決して高くはない、むしろ安い

どーもm(_ _)m

安物買いの銭失いの経験豊富な私です。

とあるテナントさんから「照明がチカチカしている」と連絡を受け、現地調査を行いました。

調査の結果はLED本体の器具不良です。(電源装置とLEDモジュールが一体型の器具)

器具交換が必要である事をテナントさんに伝えます。

財産区分がテナント側ですので、交換費用は有料となります。

一旦、その場を後にし交換器具の仕入れ値や交換工賃を元請けに検討してもらい後日、費用の額をテナントさんへ伝えました。

LEDダウンライト1台の器具と交換工賃、併せて約「3,300円」です。

するとテナントさんの反応は、、

「高いねぇ~」

でした。

私は「えっ!」と思ってしまいました。

私の感覚ではこの金額はめちゃめちゃ安いです。

「高い」と言われると思ってなかったので面食らってしまいました。

このブログのみで内訳をぶっちゃけます。

照明器具の仕入れ値は約2,200円です。

つまり交換工賃は約1,100円です。

どうですか?めちゃめちゃ安いですよね?

この金額はもちろん、「テナント価格」です。(社員価格みたいな)

仮にどこかの電気工事屋さんに依頼したとすると、交換工賃が安くても5,000円はすると思います。

なので当ビルの価格は決して高くない、むしろ安いです。

そのテナントは飲食店舗です。

もし、お客さんにその店の出す食べ物を「高い」と指摘されたならどう感じるでしょうか?

いい気分にはならないと思います。

「値段の割には美味しいだろ」

「値段相応の味だろ」

の、どちらかの感情になるはずです。

くくりを大きくすると料理人と設備員は、同じ「職人」です。

こちらの気持ちを考慮してくれてもいいと思うのですが、、、。

まあ、そのテナントさんは相場を知らないと言う事でしょう。

確かに、電気工事の作業工賃相場は知らない人の方が大多数だと思います。

どこかの電気屋さんで一度見積もりを取ってみると私たちの「ありがたみ」が分かると思うのですが、、。(是非、取って頂きたい)

ちなみに交換工賃の「1,100円」は元請けの売り上げになります。

この作業の我が社としての売り上げは「0円」です。(テナント資産の作業はそもそも契約外)

つまり正直、私としてはこの作業は「したくない」仕事です。

しかし、会社の売り上げにならない仕事をやらざる得ない状況です。

なので「高い」という言葉に余計、フラストレーションが溜まります。

やれやれ、、。

なんだかんだで、この金額(3,300円)で照明器具交換を行いました。

もちろん、質は「安かろう悪かろう」ではなく「安かろう良かろう」です。

ちゃんと「良かろう」を心がけました。

では、お疲れ様です。