とあるビルメンのとある休日

どーもm(_ _)m
休日も工具でごちゃごちゃやってる日がある私です。
今回の記事は完全に番外編でして、ビルメンテナンスとしては関連がありません。
ということを前提でお願いします。
少し前に家族で、子供用の自転車を買いに近所の自転車屋へ行きました。
子供用だからといってナメてましたが、しますねー。金額に驚かされました。
新品の自転車は種類にもよるのですが16000円~22000円の間で販売されています。
シティサイクルなら普通に大人用の自転車が買える金額です。
「子供が乗るので転倒しまくってすぐに傷だらけになる運命の自転車なのになぁ」と思いつつ渋々、20000円の自転車を購入しました。(子供が自転車に乗れるようになる過程でしょうがないのは分かっている)
新品の自転車を買った後で、あるアイデアが浮かびます。
「中古の自転車を入手し、自分で整備して練習専用の自転車としよう」
つまり、「新品で買った自転車は上手に乗れるようになってから補助輪を外す」ことで傷だらけになるのを軽減する作戦です。
ということでネットで中古の自転車を探します。
運の良いことに自転車はすぐに手に入りました。
こちらです。

ジモティーで見つけて、なんと0円です。
先方さんは「処分したい」
私は「安く入手したい」
お互いの利害が一致しました。

あちこち錆だらけでこのまま乗れる状態ではありませんが、元手が0円なので全然かまわないです。
のんびりコツコツと整備していきたいと思います。
しかし、私の本業はビルメンテナンスです。自転車整備屋さんではありません。
当然、整備の知識もありません。
なので整備の方法はネットで調べました。特にYouTube先生にはお世話になりました。
整備する対象は違えど、私は今まで工具を仕様する仕事を生業としてきましたので、やり方さえ知れれば整備できるはずです。
ということでやってきます。
とりあえずバラしました。

ここまでバラすのに専用工具が必要な箇所もありました。
仕事柄、工具が好きなので自転車屋ではありませんが専用工具を買いました。(妻にチクチク言われるのは覚悟の上)
といってもそんなに高くないです。(専用工具の使用頻度は今回の作業のみになるかもしれませんが)
分解後、ひとつひとつパーツの状態を確認し整備していきます。
「錆」は、サンドペーパー等で落とせる範囲で削って、上から缶スプレーで塗装します。
自転車整備が本業ではないので、今回はこの自転車のメインの整備のみ紹介したいと思います。
私が一番気になったのはタイヤの回転です。

「ハブ」を手で回してみるとゴリゴリしていて、回転が全然滑らかではありません。
これはベアリングの磨耗というか劣化が原因です。

このベアリング(玉)を新品と交換して、グリスアップを施します。

この整備によりタイヤの回転が蘇りました。
このような整備を経て約3週間後、自転車は完成しました。


交換した部品は、ボロボロになっていたサドル・ブレーキワイヤー・ハブのベアリングぐらいです。
スタンドが付いてなかったので別途サイドスタンドを取り付けています。
交換部品の金額としては2000円ぐらいなもんでした。
タイヤがパンク等無く、そのまま使えたので良かったです。(虫ゴムは交換してます)
写真でお気付きと思いますが、ペダルとチェーンを戻していません。

子供がまだ4才になったばかりで補助輪ナシの自転車はまだ早いかな?ということでランニングバイク仕様としました。

もう少し大きくなったらペダルを戻して、補助輪ナシの練習用としたいと思います。
仕事柄、こういった整備をするのは好きです。
予めYouTubeで予習して、頭で理解したつもりでも実際にやってみると細かい部分の発見があり、やっていて夢中になりました。
本業とはジャンルが違えど、メンテナンススキルみたいなのが上がった気がします。
ただひとつ、予想してなかった事が発生しました。
この自転車は、子供が補助輪ナシで乗れるようになるための練習用で用意したものです。
転倒させまくって「傷だらけのボロボロになってもかまわない自転車」がコンセプトなんですが、、
自分で整備したことにより愛着が生まれてしまいました。
なので、「なるべく転倒させないで乗ってね」と子供にお願いしたいと思います。
では、お疲れ様でした。
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