やらかしたーー

やらかしたーー

どーもm(_ _)m

恥を晒して教訓とすることにした私です。

新年早々、自分に都合のいい「思い込みによるミス」をしてしまったので紹介したいと思います。

あるフロアの共用通路の誘導灯が器具不良(ランプちらつき)となっていました。

(ランプを新品と交換しましたが、ちらつきが解消されない為、器具不良と断定)

こちらです。

天井埋め込みタイプの誘導灯です。

このままでは消防署の査察時に指摘されてしまいますので器具本体、一式を新品に更新する必要があります。

器具の型番を控えて、電材屋さんに交換器具の見積もりをお願いします。

予想してましたが、既存の器具は製造されてから10年以上が経過しているので同じ物はとっくに販売終了とのことです。代わりに同じメーカーの「後継品」の見積もりが送られて来ました。

「後継品」ということで、そちらを注文し数日後、器具が納品されました。

さっそく交換作業に入ります。

既存の器具の撤去からです。

表示板を取り外し

器具本体の撤去を行います。

ここで、いやーな違和感を感じました。

外した既存の器具を見てみると、今回交換する器具と姿が違う気がします。

新旧、並べて見てみます。

右が既存の器具、左が後継品

違いが一目瞭然ですね。

やってしまいました、、、。

開口寸法(縦、横)のサイズは同じですが、奥行き(埋設部分)がサイズアップしてます。

しかも、少しではなく既存の倍ぐらい。

ダメもとで合わせてみましたが、収まりません。

きれいに収めるためには、受け手側(天井裏吊り金具)の加工が必要です。

私はてっきり後継品なので、既存の器具と寸法が同じだと解釈していました。

なので、交換作業は「物(器具)を入れ替えるだけで済む」と思っていたのです。

いや~、、考えが甘かったですねー。

更に最悪な事に、この場所は設置スペースに制限があるようです。

吊り金具の周りにちょうど鉄管が走っています。

天井の面と鉄管までを測ってみます。

113mm。

次に交換器具(後継品)の奥行きを測ります。

128mm、、、。

たとえ、吊り金具の加工をやったところで鉄管に干渉します。

つまり、、、、、詰みました。

この箇所では不適格な器具です。

この箇所の更新方法としては、「埋め込みタイプからリニューアルプレートを使用しての露出タイプへの変更」とすべきでした。

このミスの原因は「後継品」を「互換品」だと、都合良く解釈したことです。

既存器具の寸法と後継品の寸法を事前に調べる必要がありました。

その上で、この箇所の天井裏の状況(スペースの有無)も事前に調査すべきでした。

完全にやらかしてますね。反省します。

とりあえず後継品はこの箇所では使えないので、別の箇所(天井裏にスペースのある箇所)の誘導灯器具不良が発生した時用の在庫とします。(そうさせて下さい)

そして別途、リニューアルプレートと誘導灯露出タイプの注文をしなおしたいと思います。

当ブログを読んで頂いている数少ない方々の多くは同業者だと思います。

私のようなミスをしないよう、くれぐれも「後継品」にはご注意下さい。

では、お疲れ様でした。