自己満足の贈り物

どーもm(_ _)m
贈り物を貰ったり送ったりするのが煩わしく感じる私です。
世の中はコロナによりさまざまなイベントが中止となっています。
当然、我が社も予定されていた社内イベントがコロナ発生後、延期や中止となってきました。
去年行われる予定だった「会社創業うん十周年記念パーティー」も延期となり、開催日は未定となっています。
めでたい記念パーティーで従業員に楽しんでもらう予定だった我が社の社長は、無期限の延期となって残念がっているであろう従業員へ、せめてもの気持ちとして贈り物をしました。
贈り物とは果物でして、従業員一人一人の家へ郵送で届けたそうです。
もちろん、私の家にも届きました。
私はこの出来事に対して、贈り物が何であれ「気持ち」を表したかったのだと理解してますが、本心は
「果物の値段と送料分を賞与に上乗せするか、どこかの店で使える商品券がよかったなぁ」
ってのが本音です。
そして、この本音は「気持ちを表している」事に対して失礼な思いになるので、口にする事はしないようにしていました。
そんな時に、我が社の人事をやっている人がフラッと私の現場にやってきて、すぐにこの話題になりました。
その人事の人は我が社のいろいろな現場を廻っていて、各現場で「贈り物」の話しをしてきたそうです。
「いや~、どの現場でも評判悪いね」
「果物を贈る経費があるなら、給料あげろ」
「どうせなら果物よりも商品券がよかった」
「一人暮らしなのにこんな量の果物贈られても困る」
と、上記のような意見がほとんどだったそうです。
私はそれを聞いて、皆同じ事思ってるんだなぁと、感じてしまいました。
「贈り物」に対して貰う側は、「贈り手の想い」を汲むべきなのか?はたまた贈る側は、喜ばれる物を選ぶべきなのか?
難しい問題ですが、社長の「気持ち」は我が社の従業員には全然響いていないのが現実のようです。
「信頼関係」ってやつですかね~。
各現場の従業員(設備員)が社長のことを信頼できていれば、「贈り物」が何であれ喜ばれた(受け入れられた)はずです。
ある現場では、
「いらない物が送りつけられたので受け取り拒否をしたかった」
「いらないので、着払いで送り返していいですか?」
なんて事を言う人もいたそうです。(社長、嫌われてるなぁ)
社長と設備員の信頼関係は、「ある」とは言えないようですね。
「贈り物」により湧いた現場の声はもちろん、社長には届きません。
現場の従業員は社長と話す機会なんてありませんし、、、。
現場では不評だった贈り物ですが、どうやら、上層部の人間にとっては好評?だったのだと思います。
これは私の予想ですが、社長の周りの取り巻き連中は
「社長ありがとうございます。果物、美味しかったです」
「社長ありがとうございます。きっと現場の従業員も喜んでますよ」
的な「ヨイショ」をした可能性があります。
その証拠に、今年の新年会が中止となったかわりに再び、全従業員へ前回とは別の種類の果物が贈られてきました。
社長は現場の声を自ら聞こうとしない限り「自己満足の一方通行な気持ち」に気付くことは無いようです。
では、お疲れ様でした。
冷蔵庫に放置している贈り物をそろそろ消費しないと腐らせてしまうかも、、。
あー、2回目は商品券にして欲しかった。
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