大便器、洗浄押し棒部より漏水

大便器、洗浄押し棒部より漏水

本日は、2ヵ月に1度のトイレ点検を行いました。

点検内容はトイレ内の設備、全般を診ます。

例えば

・洗面台の水の出はいいか、排水は良好か

・トイレの洗浄水量はいいか、排水は良好か

・ウォシュレットに不具合はないか

・個室の扉やペーパーホルダーに不具合はないか

等々です。

ビル内全てのトイレを点検します。

点検で気付いた軽微な不具合は、その場でメンテナンスしてしまいます。

洗面台の排水の流れが悪ければ、ラバーカップを突いたり、水の出が悪ければ、給水栓を調整したりしています。

今回、紹介する不具合も点検によって気付いたものです。

こちらの大便器です。

洗浄するときに操作する押し棒の部分に水滴が見られます。

水を流す度に少量の水が、ここから出てしまっています。

パッキンを交換してあげる必要がありますので、まず止水をします。

止水が出来ている事を確認する為、押し棒を押してみて、洗浄水が流れなければOKです。

押し棒部を分解します。

ナットを一箇所緩めるだけで、外せます。

溜まり水が出てくるので下にウエスを敷いておくといいでしょう。

外れました。この白い部品の中にUパッキンがあります。

ラジオペンチで、この奥にあるUパッキンを取り外します。

新しいパッキンと並べてみますが、外観では、あまり劣化具合は分かりません。

新しいパッキンを取り付けします。

外した部品を元に戻して取り付けします。

組み立て戻し後、閉めていた止水栓を開け、漏れが止まったか確認の為、押し棒を押してみます。

水が漏れなければ交換作業完了です。

慣れた人であれば3分程で、できる作業ですね。

ビルに設置されてある共用トイレは当たり前ですが、家庭用のトイレとは使用頻度が違います。

一日に何十回、もしかすると何百回と使用されます。なので、各パーツの劣化も早いです。

快適に使用して頂くためには、定期的なメンテナンスが大事ですね。

では、お疲れ様でした。