真実を知れない人々の間違った認識

真実を知れない人々の間違った認識

どーもm(_ _)m

「本音と建前」の本音側が見えるようになってきた私です。

「仕事柄知れること」というのが少なからずどの業種にもあると思われます。

私の仕事(設備管理)でもいろいろとあります。

今回はネット記事を読んでいて「んん!?」と引っかかったことがあったので、ビルメンの視点から感じたことを書いてみようと思います。

題材は「UberEats」に関することです。

配達員と利用者、配達員と飲食店の間で、過去にいくつかトラブルが発生してまして、報道番組で取り上げられていました。

私は、テレビではなくネット記事で起きた出来事を知りました。UberEatsに関する記事は大体読んでいます。

そして、記事には起きた出来事に対しての一般の方のコメントが何件も寄せられていて、私は一通り目を通しています。

コメントを見る限りではどうやらUber Eatsはあまり評判がよろしくないみたいです。

配達員を含めたUberEatsに対する否定的なコメントが多いです。

中でも多かったコメントがこちらです。

「配達バックを道に直置きするのはあり得ない。利用者は、どこぞの馬の骨だかも分からない配達員が持ってくるものをよく口にできると思う」

といった配達員に対する内容のコメントです。食品なので衛生面を気にしてる人が多いようです。

このような内容のコメントに、私は違和感を感じてしまいます。

衛生面を気にする気持ちは分かるのですが、私はこれに対して仕事柄「そもそも、、、」と言いたくなります。

同じビルメンの方や、飲食関係の仕事に携わってる方なら私と同じ感覚だと思うのですが、、。

コメントを投稿してる人に対する私の意見は

「衛生面が気になるなら、そもそも飲食店は利用すべきじゃない」

です。

自分が口にする食べ物は自炊した物のみとした方が衛生面は間違いないです。

コメントされてる方は「UberEatsのデリバリーはあり得ないが、飲食店での外食はあり」な人だと思われます。

残念ながら飲食店が衛生的にしっかりしてると、私は思わないです。

もちろん店によるのですが。

私の現場には10店舗の飲食店があります。

その中で私が安心して利用できるであろう店舗は2店のみです。

残りの8店舗に関しては、まず行くことは無いでしょう。

というのも私は設備管理という仕事柄、飲食店の厨房にお邪魔する事が多々あります。

ガスの定期点検、排気ダクト清掃、排水管洗浄、消防点検、などなどです。

なので、一般の利用客では見れない部分を見ることができるのです。

今でこそ慣れてしまいましたが、初見の頃は「こんなもんなの?きったねー」と衝撃を受けたのを覚えています。

衛生意識の低い店の厨房は清掃がされてません。

営業終了後の夜間、点検で入った時厨房の床には普通に害虫の赤ちゃんがあちらこちらで動いていました。(産卵場所になってる)

「配達バックを道に置く」こともよく思わない人が多いようですが、そもそも飲食店が使用するであろう食材は段ボールに入れられて、不在の飲食店入口の前の床に置かれているのを朝一で見ます。

中には蓋がされてない状態で置かれているのもよく見ます。(野菜や鮮魚が多い)

飲食店従業員の方が出勤するまでの数時間、ずっと置きっぱなしです。(置き配ってやつです)

つまり、衛生面の不安要素は配達員のみではなく母体の飲食店側にもあります。

「飲食店は衛生面をきちんとしてる」と信じている人が多いみたいですが、私は必ずしもそうではないことを知っています。

「どこぞの馬の骨だかも分からない配達員が持ってくるものをよく口にできると思う」と、多くの方がコメントしてますが、私は厨房が汚いことを知っている飲食店の前を通った時、ガラス越しにお客さんが入ってるのを見ると知る由もないとは言え

「よくあんな厨房で作られた食べ物を口にできるな」

と思ってます。

私の感覚では、UberEats配達員よりも飲食店側の方が衛生面のリスクが高いように感じています。

もちろん、いつも厨房を綺麗に保たれてる飲食店もありますが、私の現場に限っては残念ながら少ないのが現実です。

以上、衛生面をしっかり気にするなら行き着く先は「すべて自炊」ですよ。という話しでした。

では、お疲れ様です。