経歴が浅い?

どーもm(_ _)m
最近ふと、鏡を見た時に「老けてきたなぁ、、」と感じつつも、「いやいや、渋みが増してきたなぁ」と思い直している私です。
先日、私の現場で「損害賠償」を伴う事故が発生しました。
事故の詳細を説明するのは別の機会にして、ここでは概要だけにとどめます。
「ある設備の点検終了後に、設備員が復旧作業を失念してしまった影響で、その設備が機能しなくなってしまった」
という事故です。しかも、1箇所だけではなく、2箇所もです。
そしてその損害賠償額は約3桁万円かかりました。
この点検を担当した設備員は2人で、1人は社歴4年(現場歴3年)で、もう1人は1年未満の新人でした。
もちろんこの場合、点検時のリーダーは社歴4年の設備員です。
事故処理が全て終了した後、上層部による「監査」が行われました。
監査の内容は、事実確認、事故発生原因と再発防止策が話し合われました。
その中で、「事故発生原因」の上層部の認識に、私は思わず鼻で笑ってしまいました。(上層部からすると生意気?)
上層部は事故発生原因のひとつに「経歴が浅い者同士による点検だった」と言ったのです。
同業者のみなさん、どう思われますか?
社歴4年の現場歴3年は、「経歴が浅い」に該当するのでしょうか?
ちなみに、事故を起こしてしまった点検は「2ヶ月に1度」の頻度で行っています。年に1度の点検ではありません。
つまり、上層部の認識によると社歴4年は新人の部類に該当するようです。
同業者のみなさん。今、鼻で笑わなかったですか??大丈夫ですか?
この認識にもちろん私はツッコミをいれさせてもらいました。
すると上層部は「経歴が浅いというか作業に対して未熟だった。ということかな」なんて言ってました。
それはそれで新たな疑問が生まれます。
「3年間現場に居て、年に6回も行う作業が未熟って、、、。普段、仕事してる?」
まあ、真っ当な原因としては「ダブルチェックが成せるペアではなかった」ことでしょうか。ひとりは1年未満の新人なので、実質ひとり作業に近い状況です。(あとは復旧確認を怠ってることでしょうか)
現場の副責任者という立場の私としては、作業員の経験値や質に関係無く、事故を起こさないシステムを考えなければならないのでしょう。(手順書を細分化し、手順書通りに点検を行うようチェックシート形式にするなど)
今回の損害賠償事故は、現場で起きているので「原因は現場にあり」みたいな雰囲気になってますが、真摯に原因を深く掘り進めていけば、現場のみに収まらず多岐にわたっている。と私は感じています。
が、それは上層部が判断することなので、現場の人間は与えられた範疇で改善するよう努めたいと思います。
では、お疲れ様でした。
(現場経験の無い)上層部の認識である社歴4年を新人と位置付けするならば、我が現場の設備員の7割が新人ということになります。
これが意味することは何なのでしょうかねぇ。
-
前の記事
誘導灯交換に伴う、吊り金具変更作業。 2021.07.03
-
次の記事
現場のリスクを再認識した出来事 2021.07.17
コメントを書く