これやらせます??

どーもm(_ _)m
1回目のワクチン接種を完了した私です。
肩が痛い、、、
普通じゃないな。
と、感じたことがあったので紹介したいと思います。
先日、給湯メーター交換作業の立ち会いをしました。
交換作業は順調に進んだのですが、ある1箇所で壁にぶつかりました。
それがこちらのメーターです。

交換に伴い、メーターを挟んで1次側と2次側のバルブを閉める必要があります。
そして対象となる1次側のバルブがこちらです。

どうです?死にかけてますよね??

このバルブの操作をするのはリスキーと判断して、その場は中止としました。
(とっくの昔に改修の提案はしています)
そして翌日、元請けにバルブ操作がハイリスクの為、作業を中止した旨を伝えました。
すると「まさか」の指示がされたのです。
「バルブを慎重に閉めて、メーター交換を終わらせるように」
えっ!?
私はてっきり、給湯配管の改修をするまでメーター交換はしないのだろうと思っていたのですが、違いました。
まさかの正面突破です。
どうやら、元請けマネージャーは自らこのバルブが閉めれるかどうか調べたとのことです。
ただ、詳しく話を聞くと完全に閉め切ったわけではなく、バルブが回るのを少しだけ確認しただけだそうです。
未知なる領域を無視して「大丈夫そうだね」と言い放ったのです。
狂ってやがる!!
配管に負荷がかかるのは、バルブを閉め切る時です。
大丈夫と思うなら自分で閉めてもらいたいもんですがメーター交換再トライの当日、マネージャーは不在とのことです。
「設備員でバルブ操作をするように」と指示がされました。
とりあえず、給湯配管が折れた場合の影響範囲を確認します。
バルブの2次側で折れた場合、そのフロアのテナント用のシャワーが使えなくなります。(宿直室のシャワー)
これはまあ、そこまで影響ないかなと。
では、バルブの1次側が折れた場合は?と言いますと、ホテルフロアと美容室の給湯が死にます。
これは、マズイです。
お湯の出ないホテルに泊まりたいと思いますか?
シャンプーを水で流す美容室で髪を切りたいですか?
やはり、このバルブを閉める作業はリスキーです。
最悪のケース(折れた場合)の対処準備をしっかりとします。

1次側が折れた場合、急いでその系統を殺せるようにバルブの下に脚立を設置しておきました。
とりあえず、準備が整いました。
しかしここで、事前にはっきりさせておいた方がいいことがあります。
それは、折れてしまった場合の「責任の所在」です。
普通に考えると当然、元請け側が責任を取ることになると思われますが、これは確かではありませんでした。
ホテルや美容室への営業賠償を考えると、こっち(我が社)に責任転嫁してくる可能性があります。(現元請けマネージャーならあり得る)
「閉め方が悪かったんじゃないの?」
なんて言ってくるかもしれません。
そうなった場合、元請けと下請けのパワーバランスからして我が社が不利になります。
やはりこのバルブ操作はリスキーです。
私は事前に我が社の上層部に相談することにしました。
あまり詳しくは説明しませんが、相談したことにより我が社と元請け会社がザワ付きまして、最終的に現場設備員によるバルブ操作は無くなりました。
そしていつの間にかバルブ操作をするのはメーター交換の業者にすり替わっていました。
この業者さんも「このバルブは触りたくないねー」と言っていたので気の毒です。
どうやら、元請けの上層部がマネージャーに確認したみたいで、それによると「常駐設備員にバルブ操作の指示はしてない」「業者がするように指示している」と言ったようです。
マネージャーは「問題になりそう」と感じ取ったのでしょうか。上手いこと我々に出した指示を無かったことにしてしまいました。
(業者さんに聞いてみたら、こっちで操作する予定では無かった。さっき電話でやるように言われた。と言ってました)
まあ、とにかく、我が社がリスクを負うことは回避できました。
そんなこんなで、メーター交換の再トライが行われ、なんとか無事に交換作業は終了しました。(業者さん、慎重にバルブを開け閉めしてました)
どうなんでしょうか??
このような劣化の進んだ配管のバルブ操作を同業者の皆さんだったら、やりますか?
やるとこはやるんですかねぇ?
私の感覚では「普通、しないかなぁ」と感じたので問いかけてみました。
では、お疲れ様です。
メーター交換から半月ほどして、メーター交換作業の影響でしょうか?
メーター2次側配管のエルボより少量の漏水が発生しました。
やはり、給湯配管の更新が必要ですね。
やらないんでしょうけど、、、。
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