空調ファンベルト交換のオススメな方法

空調ファンベルト交換のオススメな方法

どーもm(_ _)m

諭吉さまを稼ぐために、能力ではなく、時間と労力に頼りきっている私です。

ファンベルト交換。やってますか?

私のビルでは、ちょくちょく行う作業です。

中堅、ベテランビルメンの方にとっては、分かりきった事とは思いますが、今回はファンベルト交換を安全に行うための方法を紹介したいと思います。

では、内容に入ります。

モーターのブレーカーをオフにし、ベルトカバーまで外しました。

これでベルト交換の準備が整ったので、さっそく説明に入ります。

まずは、オススメしない方法からです。

それは「ドライバー」を使う方法です。

上の画像のようにプーリーにドライバーを押し当てて外す方法です。

この方法だとプーリーが破損して(欠けて)しまう可能性があります。

経年劣化してるプーリーであれば可能性大ですね。

ちなみに私が新人の頃、現場の先輩はこの方法で交換していたのを記憶してます。

なので、私も最初はこの方法で交換していました。

次に「素手」です。

慣れてくると道具を使わずに、「素手」でベルト交換が可能です。(素手と言いましたが、せめて作業手袋はした方がいいです)

ただ、どうしてもベルトを掴むことになるので、プーリーとベルトの間に手を挟んでしまうリスクがあります。

素手で交換するのが、ベテランっぽくてカッコイイかもしれません。が、私としては避けれるリスクは避けたいです。

ということで今回、オススメな方法が「ウエス(タオル)」を使うやり方です。

このようにベルトにウエスを通して

手前に引っ張りつつ、下にプーリーを回転させます。

簡単に外せました。

このファンベルトは2本掛けとなってます。なので、奥のベルトもウエスを使って外してみます。

方法は1本目のベルトと同様です。

手前に引きつつプーリーを下に回転させます。

手前の溝に移動しました。

ウエスを挟んだまま、回転させて

ファン側のプーリー(下側)からモーター側のプーリー(上側)へ、ウエスを移動させます。

そしてこちらも手前に引きつつ、プーリーを回転させます。

すると、手前の溝に移動できます。

これでファン側(下側)もモーター側(上側)もプーリーの手前の溝にベルトが移動しました。後は、最初と同様の方法でベルトを外すだけです。

これで、ベルトの撤去完了です。

どうでしょうか?ウエスを使った方法は?

プーリーをキズつけることも、手を挟むリスクもありません。

私はこの方法がベストなんじゃないかなぁ?と思ってます。

ウエスで外したことがない方は、ぜひ1度試してみてはどうでしょうか。

では最後にベルトの取り付け方法です。

プーリーの溝、手前が見えやすいのでそちらで説明します。(奥側のベルトは取り付け完了)

まず、モーター側のプーリーにベルトを掛けます。

ファン側のプーリーにも掛けれる範囲でベルトを掛けます。

この状態で、モーター側のプーリーを矢印方向に回転させます。

すると、バチンとベルトが溝に収まります。

これで取り付け完了です。

取り付けはコツを掴むまで少し苦労するかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。

まあ、ベルト交換方向は人それぞれにやり方があると思いますが、なるべく簡単で安全な方法で行いたいですね。

経験の浅い方は1例として、参考にしてみて下さい。

以上です。

では、お疲れさまでした。

ベルト交換に関して、

「それができるから何なの?」という技?があります。

それはベルトの「2本同時掛け」です。

普通は1本ずつプーリーに掛けるのですが、「同時掛け」なんでひとつの動作で2本取り付けます。

自己満足の世界かもですね。

ただメリットといえるのが、ベルトの表示(メーカーや型番)が綺麗に揃います。

1本ずつだと、表示の位置を揃えるのは難しいですよね。

そんなもん揃えてどうすんの?って感じですかね。

表示を揃えた状態で、一度ファンを運転させます。

その後、停止させて揃えた表示がズレてないか確認します。

ズレていれば、ベルトがスベってるんだなぁ。

と、認識できるということです。