カァーーッ、ペッ!!が原因の詰まり対応

どーもm(_ _)m
存在しないサンタクロースからのプレゼントに、我が子が感謝するという現象に疑問を感じるので、「サンタクロースの正体はパパとママだよ」と、暴露しようか迷っている私です。
我が子がサンタさんにお願いしたプレゼントが高価だったんで、、、。
トイレが詰まった時の対応方法は、会社なり現場なりで様々だと思います。
常駐員の立場として1番良いのは、「業者依頼」ではないでしょうか?
まことに残念ながら、私の現場ではそれは無いです。(現、元請けケチケチマネージャーである限り)
どんな詰まりだろうが、常駐員で解決しなければなりません。
私のビルのあるフロアの小便器が、今年の夏頃から流れが悪くなっていました。
初見の対応では、その系統の掃除口からトーラーを試みました。
小便器の集合管までの系統図がこちらです。

小便器横引き配管の末端にある掃除口、集合管手前の掃除口、と2箇所からトーラーにて貫通を試みましたが、ダメでした。(エルボ部分より先に入らない)
その時は最終的に、薬剤(詰まり除去剤)を投入して改善がみられたのでよしとしてました。
が、やはり薬剤では根本的な解決になっていなかったようで約3ヶ月で再び詰まってしまったようです。
トーラーもダメ、薬剤もダメとなると、別の方法でのアプローチが必要になります。
なので今回はこちらを試してみることにしました。

「高圧洗浄」です。
ホースの先端から高圧洗浄水を噴射できます。

この様にホース先端から後方へ洗浄水を出します。

写真では水道圧のみの水量です。
高圧洗浄機で圧をかけると、勢いよく噴射します。
この水圧で排水管に詰まっている異物を除去しようという作戦です。
私の予想では

赤丸の部分(フロア立ち下がりのエルボ)辺りに異物があるのではないかと予想してます。
そこから近い掃除口が、集合管手前にあるのですが、この掃除口は下階フロアの天井裏です。
なのでとりあえず、作業が容易な上階フロアの小便器横引き配管末端の掃除口

から試みることにしました。

排水方向に対して高圧洗浄水の噴射が逆向きですが、まあやってみます。
横引き配管のストレート部分は難なく進んだのですが

赤丸の立ち下がりへ向かうエルボ部分より先へ、進めることが出来ませんでした。
重力を考慮すると落ちていってくれるはずなんですが、、、。
ここの掃除口からではアクセスしたい部分までは行けませんでした。(排水管内は洗浄されましたが)
天井裏での作業は一苦労なのですが仕方ありません。下階フロアの掃除口から試みるしかないです。

こちらが下階フロアの掃除口です。

天井裏に上がり込んで

高圧洗浄ホースを入れます。
目的のエルボ部分に到達した時に、掃除口から見えたのですが、スライム状の黄色い塊が流れて行くのが確認できました。(写真を撮る間はなかった)
それと同時に「ゴゴォー」と音をたてて貯まっていた排水が流れていくのも確認できました。
どうやら詰まってた異物の除去に成功したようです。
異物が詰まっていた場所はこちらです。

フロア貫通後のエルボで、横に振ってある配管の赤線部分です。
この集合管へ向かう配管は

勾配がなだらかになっています。
なので、異物が留まりやすいのでしょう。
今回の作業で、とりあえずは完全に解決です。
詰まってた異物がスライム状の塊だったので前回実施したトーラーによる貫通作業では、上手くいかなかったのでしょう。(天井裏で作業がし辛いですし)
高圧洗浄だと異物を水圧で押し出すので容易だったのだと思われます。(排水管内の洗浄にもなるし)
高圧洗浄ホース、私の現場ではこれからも活躍してくれそうです。
ちなみに「異物」ですが。
私は小便器なので、尿石の塊だと予想してました。
現場主任も
「そのフロアは年齢層が高いから、石持ちの人が多いんじゃない?」
なんて冗談半分に言っていました。
が、結果は「スライム状の黄色い塊」です。
これ何かわかりますか??
おそらく「痰(たん)」です。
よく、おっさんがションベンをする前に小便器に痰を吐き捨てるじゃないですか?
それです。
異物の正体は蓄積された「痰の塊」でした。
原因と対策が今回の作業で明確になったので、今後はスムーズに解決できそうです。
では、お疲れさまでした。
この高圧洗浄用のホース、今回のためにわざわざ購入したのではありません。
倉庫を整理しているときに、たまたま存在を発見したのです。
私がこの現場に来て、先輩が排水管の高圧洗浄をやってるのを1度も見たことはありません。
何故かこんな珍しいアイテムが倉庫でずっと眠っていたのです。
排水管詰まりの対応を一任された時には、試しに使ってみようと、前々から思っていました。
排水管の高圧洗浄を常駐設備員でやってる現場というのは、あまりないとは思いますが、、、。
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