グリスアップしました。

本日は土曜日です。出勤しているテナントさんが平日よりも少ないので、空調機ファンのグリスアップを実施しました。
グリスアップ時は空調機を停止しての作業になるので、空調負荷の低い土曜か日曜に実施するようにしています。
ビルによっては完全に休みの日(空調機を運転しなくていい日)にメンテナンスしている現場もあると思いますが。
私の現場では少しの間、空調機を停止させていただいています。
では、作業内容の方に
まず、空調機を停止してブレーカーをOFFにします。これ大事です。点検中にもしファンが回ったら大怪我します。
「自分の身は自分で守る」と言うことで、私は人に任せずに自分でOFFするようにしています。
すべてにおいて、リスクの高い作業では人を信じない方がいいです。必ず自分の目で確認します。
空調機停止後、機内に入ると風を送る役割をするファンがあります。
このファンを支えているシャフトの回転部にベアリングがあります。
そのベアリングにグリスを注入するのがグリスアップと言われている作業です。
まず、グリスガンを差し込むニップルをペーパーで清掃します。
綺麗になりました。
あと、ベアリング周りの古いグリスも軽く拭き取ります。
グリスガンで新しいグリスを注入していきます。
この時、ファンを手動で回し、ベアリングを動かしながら注入するとグリスがベアリング全体に入ります。
注入量は古いグリスがベアリングの隙間から押し出されて、新しいグリスが出てきたらOKだと思います。
グリス注入後、手動でファンを早めに回してあげると余分なグリスがベアリングの隙間から出てきます。
ペーパーで余分なグリスをしっかり拭き上げてグリスアップ完了です。
グリスアップ方法は会社や人によって多少の違いがあるかもですが、私の現場ではこんな感じです。
本日は空調機5台のグリスアップを完了させました。
半年に一度の作業とはいえ、空調機内は狭くて作業し辛いですし、ゴム手袋してるとはいえグリスでベタベタになるので、そこそこ大変です。
ただ、グリスアップを怠るとベアリングが焼き付き異音を発するようになります。そうなるとベアリングの交換ですね。うん万円はかかるでしょう。
長く良い状態を保つためには定期的なメンテナンスが重要です。
最後に、OFFにした空調機のブレーカーをONにし忘れのないように。
では。
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