空調機ロールフィルター交換

空調機のフィルター交換を実施したのでその作業を紹介したいと思います。
今回フィルター交換する空調機が、こちらです。
空調機が大きいのでカメラの枠内に収める事ができませんでした。
この空調機は商業店舗フロア用の空調機でして、運転時間が9:30~20:30、365日運転しています。なのでメンテナンスできる時間帯は、起動していない時間帯のみです。今回の交換作業は20:30以降に行いました。
作業に取り掛かる前に空調機内部に入る必要があるので、安全の為ブレーカーをOFFにします。
空調機のフィルターが設置されている箇所に入室できる扉がありますので、そこから内部に入ります。
こちらが、ロールフィルターです。写真は使用済み側です。
反対側に未使用のロールフィルターがあります。汚れないようにボックスにカバーがしてあります。
カバーを外します。
外しました。
まだ少しフィルターは残っていましたが交換してしまいます。
空調機の外側にロールフィルター用の制御盤があります。
月に1度の空調機点検時に、この制御盤でロールフィルターを汚れた分、巻いてあげています。機能としては、汚れを感知して自動で巻く事ができるのですが、私の現場では自動モードにしていません。
ちなみにろ材終了のランプが点灯しています。フィルターの残量が少なくなっている事を教えてくれています。
制御盤の蓋を開けると内部にロールフィルターを巻く為のスイッチがあります。
手動にて残りのフィルターを巻き取ってしまいます。
巻き取り途中、フィルターが膨らんでカバーに干渉したので取り外します。
巻き取り完了後、使用済みロールフィルターを撤去します。
取り外し方法は簡単です。
ロールフィルターの支柱をレールから引っ張り出します。
外れました。
使用済みロールフィルター撤去完了です。
では、新しいロールフィルターを取り付ける準備に移ります。
ロールフィルターを巻く為の滑車が埃で汚れていますので綺麗に清掃します。
この滑車が壊れるとロールフィルターを巻く事ができなくなってしまうので、しっかりと掃除します。
綺麗になりました。
次に、元々ロールフィルターが巻かれていた支柱を取り外し、巻き取り側(滑車側)に移動させます。
下の写真の支柱を取り外します。
こちら側も手前に引っ張り出すだけで外れます。
外したらそのまま、巻き取り側に取り付けます。
これで、巻き取り側(滑車側)の準備は完了です。
新品のロールフィルターを取り付ける準備に移ります。
左側が使用済みで、右側が新品のロールフィルターです。
使用済みロールフィルターの支柱に付いているコネクターを取り外して
新品側に取り付けします。
このコネクターが無いと、レールに固定する事ができません。
新品ロールフィルター取り付け完了です。
次に、ロールフィルターを巻き取り側の支柱に巻き付けます。
これがなかなか難しくて、巻き付けたつもりでも支柱だけが空回りしてしまいます。何度か巻き付け直して、ようやく支柱に巻き付きました。
次回、ロールフィルター交換する時は
「紐で支柱とフィルターを縛って固定する」等のひと工夫をしようと思います。
全ての取り付けが完了しましたので
外したカバーを元に戻します。
最後に制御盤のろ材終了のランプが消えているのを確認したら作業完了です。
ちなみにこのロールフィルターは使い捨てです。
空調機の種類によっては汚れたフィルターを洗って再使用するタイプの物もあります。(洗う度にフィルターは劣化します)
メンテナンス次第ではありますが、それと比べるとロールフィルターの方が、空気の汚れを補収する性能が保たれています。
それと引き換えにコストがかかるというデメリットはあります。ロールフィルター1本で5万円以上します。
まあ、コストをかけてでも商業店舗の方により新鮮な空気を供給したいという事なのでしょう。
商業店舗の方々はそんな事知る由も、興味も無い事だとは思いますが、、、。
では、お疲れ様でした。
追記
「空調機ロールフィルター交換part2」を新たにアップしてますので、よかったらどうぞ。
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もともと巻き取り側じゃない方に支柱があったのに移動させるのはなぜですか?
新品のロールフィルターには支柱が組み込まれていて
使用後のロールフィルターを巻きつける支柱が必要になるからです。