奴らのシーズン到来
- 2019.07.01
- 番外編

暑くなってきました。というかもう暑いですね。
この季節になると奴らの行動が活発になります。そうです、ゴキブリです。
※この記事にはゴキブリの写真や動画があります。苦手な方はご注意下さい。
一般家庭でも、もう出没しているのではないでしょうか。
私の現場のビルでは出没が増えてきました。本格的なシーズン入りしてしまったようです。
実は、ビルのような気温の変化が少ない建物には年間を通してゴキブリが出没します。
特に地下です。夏場程ではないですが、冬でも普通にいます。
暗くて、暖かくて、ジメジメしている地下は、ゴキブリにとって最適な環境なのでしょう。
私の現場に関しては、地下でも特に多いのが機械室と雑排ポンプ室です。
機械室には排気ファンが設置されていて、この機械が熱を発しています。室内に空調設備はありませんので暑くてジメジメしています。用が無い限り誰も入室しないので基本、24時間真っ暗です。
雑排ポンプ室はその下が雑排水槽になっていて、飲食店からの油分の多い排水が集められます。臭いの問題があるので排気設備は設置されていますが、冷たい風を送る給気設備はありません。室内はこちらもジメジメしていて(機械室程では無い)基本、24時間真っ暗です。
どちらも、ゴキブリの好む環境が整っています。
今ぐらいの時期になると、このふた部屋に入室した際は高確率でゴキブリに遭遇します。
沢山潜んでいそうなのでゴキブリホイホイを設置する事にしました。
設置場所は上記の2ヶ所と、その2ヶ所との比較対照として通路の計3ヶ所に設置しました。
まず通路です。
ここが捕獲数(多い、少ない)の基準になります。
次に雑排ポンプ室です。
最後に機械室ですが、機械室に入ってすぐに遭遇しました。
近づきたくなかったのでズームで撮影した為、画質が荒いです。
これは期待?が持てます。
3ヶ所全て設置完了です。
設置した日は前回の泊まりの26日です。で、本日は29日、設置して3日経ちました。
捕獲状況をお伝えする前に、今の現場で私に起きたゴキブリによる直接的な被害についてお話したいと思います。
今の現場で5年間働いてきて2件の被害に遭いました。
ひとつは冬場の事で朝、出勤して仕事用の靴に履き替えたのですが、右足のつま先に何か違和感というか感触があるような気がしました。
5、6歩、歩いたところで「やっぱ何かあるなぁ」と思い靴を脱いで、砂が入った時の要領で靴をひっくり返して振ってみると
奴です。
ゴキブリが出てきました。
靴とつま先に挟まれて押し潰されたのでしょう。足が一本モゲて瀕死の状態でした。被害に遭ったと言いましたが客観的に見ると、本当の被害者はゴキブリ側ですかね?
かなりの精神的ダメージを負いましたが、ちゃんと靴下を履いていて良かったです。(普通は履いてますよね)
石田純一スタイルはお勧めしません。
靴下越しの感触なのですが意外にも柔らかいです。見た目からして固そうな印象でしたが柔らかいみたいです。(手で触って確かめる気にはなりません)
その柔軟性があるからこそ、狭い隙間に入って行けるのでしょう。
ふたつ目の被害は、泊まり仕事(宿直業務)なので仮眠を取ります。仮眠を取る前にシャワーを浴びます。
シャワーを浴び終わり、私の着替え入れを見てみると
奴です。
ゴキブリが私の新しい着替え入れの中に侵入していました。
最悪です。無防備状態での遭遇です。しょうがないので古い下着をゴキブリを刺激しないようにゆっくりと着ました。
復讐の準備が整いましたのでここで一旦、監視室に武器(殺虫剤)を取りに向かいます。
私の新しい下着や靴下諸共、殺虫剤を振り撒いて復讐を果たしました。が、精神的ダメージを再び負う事になりました。
それともうひとつ、これは被害は受けなかったのですがヒヤッとした事があります。
私が待機している監視室のあるフロアは機械室でして、天井がありません。(監視室には天井があります)
設備の配管やら電線やらが剥き出しの状態です。建築用語でスケルトンと言います。(たまに飲食店や洋服屋等の店舗で、天井がスケルトンの店があります)
そのスケルトンの機械室を歩いていると私の1メートル先を上から何かが落ちて来ました。
奴です。
ゴキブリが降ってきたのです。もう少しで私に被弾するとこでした。ゴキブリは飛べるはずなのですが、普通に落下してきました。この時は冬場だったのでゴキブリもあまり元気がないのでしょうか。
とにかく、ヒヤッとしました。
私の体験談は以上です。
では、ゴキブリホイホイを設置した3ヶ所、3日間での捕獲状況を確認してみましょう。
まず、基準となる通路からです。
3匹捕獲しています。
次に、雑排ポンプ室です。
12匹捕獲しています。やはり、普通の場所よりも多いですね。
ここでは、ゴキブリの卵も発見する事ができます。
黒い大豆の粒のような形をしたのがゴキブリの卵です。ここは繁殖場所になっています。その都度掃除していますが、一定期間が過ぎるとこうして卵が産み落とされてしまいます。
最後は機械室です。
びっしり捕獲しています。
3日間という短時間のため、まだ生きています。
結果としては機械室に沢山生息しているという事が分かりました。
雑排ポンプ室の方がゴキブリの餌が多いので数も多いのではないかと予想していたのですが、違いました。
この機械室の様に、気温と湿度が高い環境にゴキブリはより集まるようです。
私のビルでも、定期的に専門業者さんによる害虫駆除を行っています。
ただビル館内、全ての害虫を駆除する事は不可能です。
出没して欲しくない場所はゴキブリの好まない環境を維持する事が大切です。
ちなみにゴキブリの種類なのですが、ビルの地下で出没するゴキブリは一般家庭のゴキブリと違います。
ビルにいるゴキブリはワモンゴキブリと言って、一般家庭でよく見るクロゴキブリよりひとまわりサイズが大きいです。
数字にすると5ミリ程の違いしかないらしいのですが、ゴキブリが嫌いなのでやたら大きく見えます。
今後も、この終わりのない戦いを続けていこうと思います。
では、お疲れ様でした。
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