蛍光灯2灯用安定器、交換

過去の記事で1灯用安定器の交換方法を紹介したと思います。
今回はテナント様より、蛍光灯2灯用安定器交換の依頼を受けましたので紹介したいと思います。
こちらです。
財産区分はテナント様の所有物です。管球交換もテナント様自身で行っているそうで、球が切れたので交換したところ点灯しない。という事で調査の依頼が来ました。
3灯用スクエア照明で、管球の種類はFPL36です。(写真はカバーを外した状態です)
安定器は2灯用と1灯用で分けられているようです。点灯している左の管球は1灯用安定器です。中央と右が2灯用安定器で、故障しています(管球を取り付けても点灯しません)
提案としてLEDに更新する事をお勧めしましたが、「交換用の蛍光灯(管球)を買ったので、今回は安定器交換で済ませたい」との事でした。
作業の前にブレーカーを落とし、電気回路に異常が無いか、予め絶縁測定を行います。
この絶縁測定は作業前に行っておく事が大事です。電気回路の状態が元々悪かった時に、安定器交換作業によるものではないという判断ができます。
今回、安定器交換作業をする回路の絶縁は良好でした。
ブレーカーは落としたままにして、管球と反射板を取り外します。
これで安定器にアクセスできます。
左の赤丸が1灯用、右の赤丸が2灯用の安定器です。
では、故障している2灯用安定器を取り外します。
ブレーカーはすでに落としてあるので、電線を全て切り離します。
安定器はボルトナットで2点留めされているので、それを外すと取り外せます。
外せました。
では、交換用の安定器を取り付けます。
取り付けは新たにドリルで下穴を開けて、鉄用のビスで固定しました。
次に結線ですが、ここが1灯用の時と違い少し複雑になっています。
既設の安定器の結線図がこちらです。
そして、こちらが交換用の安定器の結線図です。
既設のと交換用のとでは結線方法が違うのが分かると思います。
交換用安定器の結線図通りに結線をやり変えます。
終わりました。
結線にミスがないか、電源を投入する前に絶縁測定を行います。
測定値に問題無く、無事に作業が完了したので電源を投入して点灯を確認します。
点灯しました。管球も新品ですので明るさに差がでています。
今回の作業はテナント様の所有物ですので別途請求となります。
安定器と交換工賃で10,000円ちょいです。
では、お疲れ様でした。
蛍光灯40W2灯用 安定器交換の記事もよろしければどうぞ。
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