水銀灯、LED更新依頼

2020年に水銀灯ランプが廃止となります。
それを知ったテナント様(商業店舗)からLEDの見積が欲しいと連絡を受けました。
さっそく現場調査に向かいます。
こちらがその水銀灯です。
ダウンライトの器具に250Wのランプが付いています。
天井高は3メートル程の一般的な店舗にこの様な水銀灯ランプの照明器具が設置されてあるのは珍しいと思います。大抵は高天井などに設置される器具です。
これが店内に4ヶ所設置されてあり、店内はかなり明るいです。
そのかわり電気の消費は大ですが、、。
では、調査を開始します。
この水銀灯ダウンライトの開口穴を調べる為に器具を天井から取り外します。
まず、ランプを外します。
次に反射板を外します。
外し方は下に引き抜くだけで外れます。
後は留め具を緩めると器具本体を取り外せるのですが、ここでひとつ厄介な事に気付きました。
天井と器具が塗装でベッタリ塗られています。
これでは留め具を緩めても器具は外れてくれません。
仕方ないのでカッターで切り離します。
天井を切ってしまわないように慎重に行います。
切り込みを一周すると器具は外せました。
これでようやく開口穴を測れます。
既設の穴が綺麗に開口されていないのでアレなのですが、大体240ぐらいです。
この開口穴に一番近い埋め込み穴のダウンライトLED器具は250です。
埋め込み穴250のLED器具を選定します。
現在のLED器具の電源電圧はAC100~242V対応が一般的なので電圧の調査は重要ではありませんが、一応調べときます。100Vでした。
後は明るさですが、テナント様の要望は現在の明るさ(250W水銀灯ランプ)と同等ぐらい欲しい。
との事でした。
250W水銀灯ランプの明るさは12000lm(ルーメン)です。これに見合ったLED器具を選定します。
これらの現地調査で得た情報を元にLED工事の見積を作成します。
私が作成した見積金額はズバリ、
192,240円(税込み)です。
この金額の大半はLED器具の代金です。
明るさが高い器具ほど金額も上がります。
ただ、現在の水銀灯をLEDにすると年間で6万ちょい節電になります。
つまり、3年と少しで工事の元が電気代で取れる計算になります。
初期費用はかかってしまいますが、長い目で見るとLEDが断然お得です。
出来上がった見積をテナント様にお渡しし、内容説明をします。
LED器具の値段に少し驚いていましたが納得して頂き、無事に受注に至りました。
注文書と請け書を交わし、工事が成立しました。
現在はLED器具を電材屋さんに発注しているところです。
後は、器具が届き次第、テナント様と工事の日程調整をして施工になります。
工事の紹介はまた次回にしたいと思います。
では、お疲れ様でした。
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