ダウンライトLED不点灯 交換

私の管理しているビルでは、警備員さんが定期的に館内を巡回しています。
その警備員さんより、「不点灯の照明がある」と連絡が入りました。さっそく現地確認に向かいます。
こちらです。

飲食店フロアの共用通路照明LEDダウンライトです。
とりあえず、通電(電気が来ている)しているか確認してみます。
照明を外します。

器具本体を下に引っ張るだけで簡単に外せます。
検電器で電気があるか調べてみます。

検電器に反応がありましたので、電気は来ています。と言うことは器具不良なので、新しい器具と交換が必要です。この照明器具は電源装置とLEDが一体型となっていますので器具一式の交換が必要になります。
器具の型番を控えて電材屋さんに発注します。
1週間もしないうちに新しい器具が届きました。
さっそく交換します。
まず、前回同様に器具を天井から外します。

次に器具から電線を切り離します。

切り離し方は、差し込みコネクターの保護カバーをめくり、NとLと表記されている部分を

指で押しながら電線を引っ張り抜きます。


切り離し完了です。
ここでひとつ、間違いに気づきました。
この白と黒の電線、通電状態でどちらを触ったら感電するか解りますか?
電気に詳しい方にとっては簡単な質問なのですが、セオリーは黒線です。
白線は通常、接地側(アース)として使用します。
つまり、検電器を当ててみた時に反応するのは黒線の方で、白線は反応しません。
しかし、この点灯不良の照明器具の電線は、検電器が白線に反応して、黒線には反応しません。
動画を載せときます。
配線工事の段階で結線ミスをしたのだと思われます。
器具から電線を切り離す前の写真を確認してみると、白線がコネクターのN側に、黒線がL側に差し込まれています。
外観上は、間違っていないように見えますが、この場合は白線がL側で、黒線がN側が正解です。
ちなみにこの点灯不良の器具の製造年は2013年です。今現在は2019年ですので約6年で壊れた事になります。
カタログを見てみるとLEDの光源寿命は40,000時間とあります。
この場所の点灯時間は1日18時間、365日点灯しています。1年間の点灯時間は6,570時間です。
6年間では39,420時間です。
ほぼ寿命の40,000時間ですので、電線の極性(白線と黒線の差し込み)間違いが関係しているのかどうかは、分かりません。
もしかすると、これから他のLED器具もポツポツと寿命を迎えて点灯しなくなるのかもしれません。
器具交換に戻ります。
取り外した器具と新しい器具を見比べると、新しい器具はコンパクト化されています。

写真左の壊れた器具は製造が終了していて、右の新しい器具が後継品となっています。
では、新しい器具を取り付けます。
まず、電線を差し込みコネクターに差し込みます。この電線は、極性が逆になっているので黒線をN側に、白線をL側に差し込みます。

施工説明書に電線の保護チューブを付けるよう指示があったので取り付けています。
後は器具を天井に取り付け、点灯を確認したら、交換作業完了です。

では、お疲れ様でした。

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